地域からのお知らせ（九州・沖縄）

ＡＩプロジェクトが提供する児童登下校見守りサービスにドコモの「ロケーションネット」が採用されました

2018年5月16日
株式会社ＮＴＴドコモ九州支社

　株式会社ＡＩプロジェクト（以下、ＡＩプロジェクト）と株式会社ＮＴＴドコモ 九州支社（以下、ドコモ）は連携して、学校の校門や街の様々なところに受信機を取り付けて、発信機を持ったお子さまがその付近を通過すると、家族や保護者の方に通過時間などをお知らせする見守りサービスを福岡市、熊本市の小学校に提供します。
　このサービスはＡＩプロジェクトが提供する児童見守り安心システム「ツイタもん（※1）」（以下、ツイタもん）及び、児童登下校見守りシステム　「ココやん（※2）」（以下、ココやん）に、ドコモの位置管理システムである「ロケーションネット（※3）」が採用され、運用するものです。

　福岡市立の小学校３校（※4）では、ロケーションネットを活用したココやんの本格運用を２０１８年９月から予定しており、まずは試行運用を２０１８年７月、８月予定で実施いたします。
熊本市立の小学校では、小学校全校にツイタもんの導入を開始しており、ロケーションネットを活用したツイタもんの導入について２０１８年１１月より開始する予定です。

　ＡＩプロジェクトは、児童が校門を通過した際に、通過情報を保護者の方にメール送信するツイタもんを、全国で１１都道府県、３９０校以上の学校でサービスを提供、または提供開始予定です。また、保護者から子供の登下校中の様子も知りたいという声が増え、ツイタもんの機能を拡充し、ココやんを開発しました。

　ＡＩプロジェクトとドコモは、２０１７年１１月から２０１８年３月までココやんへのロケーションネットの採用に向けた実証実験を、福岡市立の小学校３校とその校区内の店舗・営業所・地域住民の協力のもと実施し、サービスに対する品質の検証を実施してまいりました。実証結果を踏まえ、ココやんへのロケーションネットの採用が決まりました。

　これら一連の取組みは、パートナー様とドコモの研究開発部門・法人営業部門の三位一体のチームが社会や顧客の課題解決を図る取組み「トップガン（TM）」（※5） のもと推進しています。

　ＡＩプロジェクトとドコモは、今後も連携して地域における見守りサービスの拡大を進めてまいります。

1. 「ツイタもん」
   ＡＩプロジェクトが提供するサービス。子どもたちの登下校履歴をＩＣタグによって記録するシステム。学校の校門に防犯カメラ及びアンテナを設置し、その様子を記録していきます。子どもたちが校門を通過すると、アンテナがＩＣタグを感知し、指定したメールアドレスへメール送信を行い記録するシステムです。
2. 「ココやん」
   ＡＩプロジェクトが提供を予定しているサービス。子どもたちの登下校時の位置情報をBluetooth（R） Low Energy（※6）（以下、BLE）タグによって記録するシステム。
   タグを持った子どもたちが、小学校、公民館、通学路周辺の店舗や営業所、個人協力者の家宅等の検知ポイントとなる定点設置の受信機以外に、ＰＴＡや地域住民向けに提供する「見守り応援隊アプリ」がダウンロードされたスマートフォンも動点検知ポイントとして活用します。これにより、広域での検出ネットワークを構築することが可能となります。

   

3. 　「ロケーションネット」
   ドコモが提供するサービスで、クラウド上のシステムと、BLEタグ、検知器、スマホアプリで構成されているシステム。
   ２０１７年１０月２６日サービス開始。
   　「ロケーションネット」は、株式会社NTTドコモの商標です。

   

4. 福岡市立小学校３校とは、福岡市立小笹小学校、西高宮小学校、平尾小学校。
5. 「トップガン」は、株式会社NTTドコモの商標です。
6. BLEとは、低電力ブルートゥースとのこと。
   「Bluetooth^®」は、Bluetooth SIG, INCの登録商標です。