地域からのお知らせ(九州・沖縄)

沖縄県総合防災訓練にて、セルラードローンを用いた物資輸送、
および映像伝送の実証実験に成功

2018年10月10日
イームズロボティクス株式会社
株式会社NTTドコモ九州支社

 イームズロボティクス株式会社(以下、イームズロボティクス)と株式会社NTTドコモ九州支社(以下、ドコモ)は、「救急・災害時ドローンプラットフォームネットワーク※1」の協力のもと、2018年9月1日(土)の防災の日に沖縄県南城市で開催された沖縄県総合防災訓練(以下、本訓練※2)において、セルラードローンを用いた物資輸送、および映像伝送の実証実験を実施しました。

 本訓練では、ドコモが開発したドローンに積載可能な小型・軽量のLTE通信デバイスと遠隔監視・映像伝送システムを使用します。沖縄県南城市の安座間港と久高島との約6kmの飛行航路において、LTE通信デバイスをイームズロボティクスの開発したドローンに搭載することで、無線機などの物資輸送飛行、久高島島内での避難者捜索、およびドローンの飛行状況と飛行ルートの映像をLTEネットワーク経由でリアルタイムに専用サーバへ伝送に成功しました。

 セルラードローン用のLTE通信デバイスを搭載することで、LTEサービスエリア内であればドローンの場所に関係なくリアルタイム映像伝送が可能となります。この防災インフラを提供することで、災害発生時の人命救助をより広域、かつ迅速に行うことが可能となります。

 今後、ドコモではこれまで培ってきたネットワーク技術やプラットフォームビジネス等の様々な技術アセットやノウハウを活用し、またパートナー企業とも協創し、社会課題の解決やより豊かな社会の実現をめざして、先進的なドローンサービスを創出してまいります。

 またイームズロボティクスは、災害医療現場において、避難所のアセスメント・医療資器材等の物流搬送・ハザードマップとの連携により災害現場での後方支援活動に利活用できるタフなロボティクス(ドローン:航空・陸上・水上)を、多様な企業様とのパートナーシップにより開発してまいります。引き続き、地域の社会的課題に合わせたオーダーメイドによる製品とオペレーションサポートを提供してまいります。

  1. 救急・災害時ドローンプラットフォームネットワーク
    ドローン(航空・陸上・水上)を活用し、災害現場の空撮・探索・AIによる避難者のカウント・ハザードマップによる災害情報の可視化・医療資器材搬送などを産官学チーム「救急・災害時ドローンプラットフォームネットワーク「(東京大学、芝浦工業大学・日本医大千葉北総病院・イームズラボ・イームズロボティクス)による課題解決活動を行っています。
    またドローンの操作・運航管理、安全確保および法的社会問題提起活動も行っております。
    災害医療現場において、ロボティクス(ドローン:航空・陸上・水上)を利活用し、避難所のアセスメント、医療資器材などの物資搬送、ハザードマップとの連携により災害現場での後方支援活動を行っています。
  2. 沖縄総合防災訓練の内容
    沖縄総合防災訓練の一部として、以下の内容を実施しました。
    沖縄本島沖で震度6弱の地震が発生し南城市の久高島におよそ5メートルの津波が到達したという想定で行われ、南城市の安座間港から久高島までドローンを使って無線機などの物資を運ぶ手順の確認。
    ・ドローンに搭載されたカメラで島内の避難者を捜索するなど一連の流れの確認。

本実証運行の概要

  1. .実験内容
    ドローンとセルラードローン用通信デバイスを活用した遠隔監視と広域リアルタイム映像伝送による新たな防災インフラの検証
  2. .各社の役割
    各社の役割
    イームズロボティクス ドローンの開発・提供と飛行・操縦
    ドコモ セルラードローン用通信デバイス、および遠隔監視・映像伝送システムの提供
  3. .実験場所
    沖縄県南城市の安座間港と久高島の間、および、久高島島内
  4. .実証実験イメージ
    実証実験イメージ実証実験イメージ
    実証実験イメージ実証実験イメージ
  5. .実験機材
    実験機材実験機材
  6. .訓練模様動画
  7. .本訓練における協力事業者

    ・トッパン・フォームズ株式会社について

    トッパン・フォームズ株式会社(代表取締役社長 坂田甲一、東京都港区東新橋一丁目7番3号)は、「情報」を核とする「インフォメーション領域」で強みを発揮し、業務効率化に貢献することで企業活動をサポートしています。
    インフォメーションマネジメント領域で培った強みを活かすことで、製品・サービスをアナログ、デジタルの双方向から提供可能な「デジタルハイブリッド企業」として、新たな価値の創出に取り組んでいます。
    当社が取り組む温度管理ソリューションの分野では、温度トレース機能付き医療用保冷パッケージを始めとした、医薬品等の高品質な定温輸送を可能にする製品開発からクラウドシステムの構築までを行い、GDP(Good Distribution Practice)ガイドラインに対応した温度 履歴管理を用いて安心・安全な医薬品の流通に貢献します。
    電話:03-6253-5730
    メール:koho@toppan-f.co.jp
    担当:経営企画本部広報部


    ・イームズロボティクス株式会社について

    イームズロボティクス株式会社(代表取締役 辺見俊彦、福島県福島市西中央2丁目21番地)は、自律飛行・自律走行できる UAV や UGVなどのロボティクス技術を用いて、様々な業種の「危険な仕事」「重労働」「労力・時間を要するもの」の課題解決を目指します。
    コンサルティング、組立・製造、導入講習、販売、損害保険、アフターメンテナンスまでワンストップサービスを実施しています。
    また、景観空撮、インフラ点検、計測用空撮、調査飛行、害獣対策、物資輸送、災害対応など積極的に取り組んでいます。
    電話:024−573−7880
    メール:info@eams-robo.co.jp
    担当:福島本社 宇田/佐藤(美)


    ・株式会社イームズラボについて

    株式会社イームズラボ(埼玉県ふじみ野市うれし野1−3−29、代表取締役 齋藤一男)は、無人機設計企業として機体設計、制御ソフト開発、通信、クラウドアプリケーションの開発を行なっています。
    リファレンスモデル(実装モデル)を用意し、素早く、安価にお客様向けの無人機エコシステムを構築いたします。
    無人機のコントローラーには、オープンソースである ArduPilot を使用しています。
    イームズラボでは、開発に深く参画し、産業用途に適応する機能開発を支援しています。
    メール:info@elab.co.jp
    担 当:齋藤(一)


    ・株式会社RBCビジョンについて

    株式会社RBCビジョン(代表取締役社長 與那覇博明 沖縄県那覇市久茂地2-3-1)は、琉球放送・関連会社として、報道カメラマンやディレクターを派遣するなどの放送支援、一般人材派遣、CMや番組制作等の業務を行なっています。
    2017年12月よりドローン空撮業務を開始しました。2018年4月メディア事業課を新設、イームズロボティクスの沖縄地区販売パートナーとして産業用ドローンのプロモーション、カスタマイズ・販売を展開しています。
    電話:098-864-2200
    担当:RBCビジョンメディア事業課
        知花 chibana@rbcv.co.jp
       渡嘉敷 k-tokashiki@rbcv.co.jp

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