地域からのお知らせ(九州・沖縄)

5Gを活用したロボット警備サービスの実用化に向けた
協働検討に関する覚書を締結
~2020年秋に5Gサービスエリアにて実証実験を行います~

2019年10月11日
株式会社にしけい
株式会社正興電機製作所
株式会社NTTドコモ九州支社

 株式会社にしけい(代表取締役社長:大坪 潔晴/以下、にしけい)、株式会社正興電機製作所(代表取締役社長:添田 英俊/以下、正興電機製作所)、株式会社NTTドコモ九州支社(執行役員九州支社長:山﨑 拓/以下、ドコモ)は、このたび第5世代移動通信方式(以下、5G)を活用したロボット警備サービスの実用化に向けた協働検討に関する覚書を締結しました。

 警備現場においては、労働人口減少に伴う社会環境の変化を受けてロボット警備サービスの実用化が期待されております。そのためには、警備ロボットのモバイル通信を活用した遠隔制御が求められ、ロボットに搭載された様々なセンサーで取得する位置情報・温度情報・画像などデータによる安定したリアルタイム制御が必要となります。

 本実証実験で活用する5Gには、短時間で大量のデータ通信が可能となる「高速・大容量」、無線区間の遅れを少なくした「低遅延」、多くの端末と同時に接続可能な「多接続」の特長があります。これらを活かすことで、警備ロボットのリアルタイム制御の実現、さらに複数ロボットの一括制御が期待されており、ドコモ5Gオープンラボ®※FUKUOKAでの技術検証と、2020年秋に実施予定のドコモの5Gサービスエリアでのフィールド検証を通して、その実用化をめざします。

 本協働を通して、3社は各社ノウハウを持ち寄り、ロボットによる警備サービス向上をめざして幅広く検討を進めてまいります。

  • 「ドコモ5Gオープンラボ」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。

実証実験概要

1.実証実験内容

警備業務において、5G通信やドコモオープンイノベーションクラウドTM※1を活用した警備ロボットの有効性・実用化検証

  1. 技術検証
    実施時期:2019年度末まで
    実施場所:ドコモ5Gオープンラボ FUKUOKA (福岡市中央区渡辺通2丁目6番1号)
  2. フィールド検証
    実施時期:2020年秋予定
    実施場所:ドコモの5Gサービスエリア(福岡県内)

2.各社の主な役割

各社の役割
にしけい 警備業務のノウハウの提供
正興電機製作所 警備ロボットの提供
ドコモ 警備ロボットのモバイル化に向けた5Gなどの通信環境やドコモオープンイノベーションクラウドの提供
  1. ドコモオープンイノベーションクラウドとは、ネットワークの伝送遅延の低減とセキュアなクラウド環境を実現するMEC(Multi-access Edge Computing)の特徴を持ち、ドコモのネットワーク網にクラウド基盤をつなぐことで実現しています。さらにクラウド基盤上にドコモが開発した画像認識やAIエージェント基盤などの技術や、ソリューションパートナーが提供する5Gソリューションが順次搭載されます。ソリューションパートナーによる技術検証の場としてクラウド環境を提供しています。

3.実証実験イメージ

実証実験イメージ実証実験イメージ
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