地域からのお知らせ(九州・沖縄)

AIを活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス」が
由布市グリーンスローモビリティの予約システムとして運用開始
~「AI運行バス」で移動利便性向上と地域経済活性化をめざす~

2020年2月5日
株式会社NTTドコモ九州支社

 このたび、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が提供するAI(人工知能)を活用したオンデマンド交通システム「AI運行バス®」が、大分県由布市で2020年2月5日(水)~3月15日(日)まで運行予定のグリーンスローモビリティ※1「nolc」(ノルク)における予約システムとして採用されました。

 由布市は、まちづくりと一体化した、市民協働による持続可能な公共交通体系の実現に取り組まれています。今回、環境省が主導する「IoT技術等を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証実験」の採択を受け、環境負荷の小さいクリーンなモビリティで、暮らす人にも訪れる人にも快適な「アシたのアシ」(明日の楽しい&頼もしい足)の実現に向けた運行実験を行うこととなりました。

 「AI運行バス」は、乗りたいときに行きたい場所まで、自由に移動できるオンデマンド交通システムです。リアルタイムに発生する乗降リクエストに対して、AIを使い膨大な計算量から効率的な車両・ルート(乗り合わせる組み合わせ)をリアルタイムに算出します。お客さまがスマートフォンのアプリや電話から行った予約をもとにAIが車両配車を行うことで、お客さまにとって効率的な移動を実現します。2019年4月に「AI運行バス」のサービス提供を開始し、これまで延べ24万人を超える方々の輸送に貢献してきた実績※2があります。

 観光や生活における多様な移動に関する社会課題の解決には、便利かつ効率的な移動手段の提供が必要であり、近年、鉄道やバスなどの異なる移動手段を統合し提供するMaaS(mobility as a service)が課題解決に繋がるとして注目されています。「AI運行バス」は、移動手段に加え、商業施設のサービスを、MaaSプラットフォームとして統合することで、交通と商業施設の連携を促し、交通需要増大および商業施設の売上向上につなげ、結果として、移動の社会課題解決をめざします。

 今後も、5GやAIなど、ドコモが保有する最新の情報通信技術を活用し、さらなる社会の発展に貢献してまいります。

  1. 電動で、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上のモビリティです。
  2. 2020年1月10日現在の輸送実績です。
  •  「AI運行バス」は株式会社NTTドコモの登録商標です。


<予約イメージ> スマートフォンや電話から乗車予約

予約イメージ
予約イメージ
(「AI運行バス」ホームページ: 別ウインドウが開きますhttps://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/ai_bus/

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