地域からのお知らせ(九州・沖縄)

八代市(宮地校区)の住民参加型防災訓練にて
「顔認証技術を用いた避難状況リアルタイム把握を目的とした実証実験」を実施

2021年10月27日
熊本県
八代市
株式会社NTTドコモ九州支社

 熊本県(知事 蒲島 郁夫)、八代市(市長 中村 博生)、株式会社NTTドコモ九州支社(執行役員九州支社長 齋藤 武 以下、ドコモ)は、2021年10月30日(土)の八代市宮地校区住民参加型防災訓練において、「顔認証技術」を用いた避難所運営の効率化を目的とした実証実験を実施しますので、お知らせいたします。本実証実験は熊本県とドコモが2021年6月17日(木)に締結した「災害時における通信確保・被災者支援 災害対応に資するDX推進に向けた連携に関する基本協定」※1の中の、デジタル技術を用いて県民の皆様を支援する取組みの一環です。

 今回の実証実験では、2020年7月九州南部豪雨災害にて、甚大な被害をうけた熊本県八代市を実証フィールドに、サーモカメラ付きの5G対応スマートフォンを用いた非接触での体温測定に加え、ドコモが提供する「ドコモ画像認識プラットフォーム※2」に搭載されたAI顔認証ソフトウェア「SAFR®※3」を活用し、災害発生時の避難状況を把握します。

 災害時の県民の安全を守るための迅速な避難・救助活動において、今後ICTや先進技術を積極的に活用することが期待されている中、今回の実証実験をとおして、災害発生時の避難所運営における避難者の把握や支援に顔認証技術をもちいることの有用性ならびに、技術面・運用面での課題把握することで、住民一人ひとりに寄り添った利便性の高いサービス提供につなげるため、実証実験を行うものです。

実証実験概要

日時:2021年10月30日(土)午前8時40分

場所:八代市立宮地小学校体育館

概要:八代市の防災訓練において、避難所の運営業務の一部に顔認証技術を活用し検証を行います。

検証項目:

  • 避難所受付のスマート化
    - 事前登録済みの情報がスマートフォン・タブレットに表示され、住所・氏名の記入なく受付が可能
    - 住所・氏名など、受付時に確認が必要な事項はスマートフォン・タブレットの画面から簡単入力
  • 出入り状況把握、退所者管理、外泊者管理のスマート化

実証実験イメージ

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本連携協定を通じて熊本県と八代市とドコモは、今後も住民一人ひとりに寄り添ったサービスの提供に向け、顔認証技術などの先進技術を活用し、安心・安全・便利な生活環境を創造して参ります。

  1. 報道発表資料(熊本県とドコモの連携協定)https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/kyushu/page/210617_00.html
  2. 2021年10月5日に、ドコモでは業界最高水準の顔認証サービスの提供を開始しました。本サービスは業界最高水準の認識精度と認識スピードを合わせ持つものです。
  3. 「SAFR®」は、RealNetworks, Incの登録商標です。
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