地域からのお知らせ(四国)
“四国自治体初”観光振興に携帯電話のビッグデータを活用
2016年2月12日
徳島県美馬市(以下美馬市)と株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを利用して作成される人口統計情報「モバイル空間統計」※1の提供に関して契約を締結し、納品が完了いたしました。
携帯電話のビッグデータを活用した「モバイル空間統計」の提供は、四国の自治体において初めて※2の取り組みになります。
美馬市では、まち・ひと・しごと総合戦略の中で「うだつの町並み再生プロジェクト」に取り組んでおり、従来は、アンケートなどの独自調査によりプロジェクトの現状把握や効果測定を行っていましたが、サンプル数に限りがあり、推測に頼らざるを得ない部分がありました。「モバイル空間統計」は、圧倒的なサンプル数に加え、365日24時間の人口分布の変動・性別・年代・居住地情報などがわかります。
今回、「モバイル空間統計」を活用することで、様々な角度からの分析が可能となるとともに、ポイントを絞った観光戦略が可能となるなど、ビッグデータを基に「儲かる」観光を追及することができます。
ドコモでは、地域の実情や特性を活かした効果的な観光振興やまちづくりなどに「モバイル空間統計」を利用できると考えており、今後も幅広い用途に活用していただくことで、地方創生に関する新しい取組みに貢献してまいります。
- モバイル空間統計:
携帯電話の各基地局情報を活用し、日本全国の1時間毎の人口分布を365日24時間推計することができます。
性別・年代・居住地・訪日外国人の居住国を把握できるので、「いつ」・「どんな人が」・ 「どこから」・「どこへ」動いたか把握可能です。 これまで観光振興・まちづくり・防災計画など、様々な用途でご利用頂いております。また、地域経済分析システム「RESAS」において、「外国人滞在分析」で本サービスの一部のデータが採用されています。
集団人数のみを表す人口統計情報であり、個人識別できない加工や集計により個人情報保護を図っています。 - 2016年2月12日時点において、自社調べ。
関連情報
- “四国自治体初”観光振興に携帯電話のビッグデータを活用 報道発表資料における一部記載の訂正について (2016年2月18日)