地域からのお知らせ(東北)

国営みちのく杜の湖畔公園で「おしゃべり案内板」を活用した
AI案内板の実証実験を開始
~多言語案内による訪日外国人対応と、アンケート収集によるイベント等への活用効果を検証~

2019年1月23日

 株式会社NTTドコモ東北支社(以下、ドコモ)は、タッチと音声に対応したインタラクティブな多言語AI案内サービス「おしゃべり案内板1」を、東北国営公園事務所と共同で2019年1月25日(金曜)から国営みちのく杜の湖畔公園(以下、みちのく湖畔公園)南地区の南ゲート入口に設置し、実証実験を開始いたします。

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みちのく湖畔公園内の「おしゃべり案内板」

 みちのく湖畔公園は総面積647.4haにも及ぶ豊かな自然を生かし、レクリエーションの基本に立った豊かなストーリー性とテーマ性のある4つのゾーンから成り立ち、年間約70万人の来園者があります。

 「おしゃべり案内板」は、ドコモのAIエージェント基盤2を利用しており、設置場所に応じてキャラクターと対話シナリオのカスタマイズが可能で、案内スタッフの稼働削減、多言語(日本語、英語、中国語、韓国語)での案内によるインバウンド対応を支援することができます。みちのく湖畔公園ではインバウンド対応の強化を目的に、入口ゲートの「おしゃべり案内板」が園内のイベント・施設案内を多言語で行うことで、訪日外国人対応とスタッフの稼働削減の効果検証を行います。あわせて、来園者から「おしゃべり案内板」を活用して来園目的や感想のアンケートを収集し今後の公園でのイベント・施設整備への活用に取り組みます。
なお、お客さまとの対話は、地元川崎町観光キャラクター「チョコえもん」3が行います。
また、本実証実験は地域活性化推進協議会の協力をいただいております。
本実証を通して、お客さまのご意見などのフィードバックを受け、2019年度中の商用化をめざしてまいります。

 ドコモでは、中期戦略2020「beyond宣言」の中で、「トップガン™4」を促進し、課題解決に取り組んでおります。ドコモは、スタッフの稼働削減、インバウンド対応の課題解決に取り組むことで、より一層の働き方の効率化を提供し、社会的使命を果たします。

  1. 「おしゃべり案内板」はMCPC award 2018サービス&ソリューション部門のAI&ロボット委員会特別賞を受賞しました。
    MCPC award 2018は、企業、団体が持つさまざまな情報システム等に、モバイル、AI、Robot、Bluetoothなどにかかわるサービス・ソリューション・技術等を導入し活用した事例であり、自社(団体)の業績、効率化、社会貢献等の面に貢献しているものが、評価されます。 (別ウインドウが開きますhttp://www.mcpc-jp.org/press/index.htm)
  2. AIエージェント基盤はNTTグループのAI「corevo®」の技術から構成されています。
  3. チョコえもんは、宮城県川崎町の魅力を伝えるキャラクターで、日本人でチョコレートを初めて口にした、川崎町の支倉地区が生まれ故郷の「支倉常長(支倉六右衛門常長)」の意志(?)を受け継ぎ、チョコレートの美味しさを現代に伝えるために世界中を旅しています。
  4. パートナーとドコモの研究開発部門・法人営業部門の三位一体のチームが社会や顧客の課題解決を図るソリューション協創の取り組み名称です。
  • 「corevo」は、日本電信電話株式会社の登録商標です。(別ウインドウ
が開きますhttp://www.ntt.co.jp/corevo/)
  • 「トップガン」は、株式会社NTTドコモの商標です。

実証実験概要

1.概要

実証内容:将来的な公園でのAI活用に向けて、園内の案内にAI案内板が利用可能かの評価とAI案内板による、
     訪日外国人対応効果とアンケート収集効果の検証を行います。
実証期間:2019年1月25日(金曜)~2019年3月25日(月曜)
実証場所:国営みちのく杜の湖畔公園南地区南ゲート付近

2.設置イメージ

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