地域からのお知らせ(東北)

仙台育英学園とNTTドコモが
「新たな時代の教育現場の実現へ向けた中期的取組み」を実施
~取組み第二弾:東北初5Gを活用した学内屋外Wi-Fi環境を構築~

2021年10月4日
学校法人 仙台育英学園
株式会社NTTドコモ東北支社

 学校法人 仙台育英学園と株式会社NTTドコモ東北支社は、2020年8月5日に締結した「新たな時代の教育現場の実現へ向けた中期的取組み」に基づき、5Gを活用し、新たな時代の教育現場実現を目的とした校内屋外のWi-Fiエリア化を実現しました。

■多賀城キャンパス屋外の5Gを活用したWi-Fiエリア化

1.導入目的

 文部科学省の推進するGIGAスクールの後押しもあり、仙台育英でも学びの様々な場面でICTを活用するのが当たり前になりました。一方で、秀光中学校・仙台育英学園高等学校(全日制課程)で合わせて約3,500名の生徒ならびに約300名の教職員が使用する端末は多種多様であり、“デバイスボーダーレス”な通信環境の構築が求められています。
 これまで、校舎館内では館内Wi-Fiが機能するものの、特に広大な面積のある屋外運動施設での通信環境構築が課題でした。
 通常の館内Wi-Fiが長大な館内ケーブルによって機能するのに対して、屋外での通信環境を構築する上では、個人のスマホなどと同様に各アクセスポイントそのものが自律的に5G電波をキャッチして“デバイスボーダーレス”な通信環境を構築することが重要と考えておりました。これは、東日本大震災を経験した仙台育英にとって、災害時におけるケーブルの断線リスクを回避することがリスクマネジメント上求められていたためです。さらに、屋外施設への通常Wi-Fi設置・増強時に必要なケーブルの長大化に伴う設備投資費用の軽減も求められていました。

2.導入効果

 この度の5Gネットワークと屋外耐候型の通信装置を利用した屋外Wi-Fiエリア構築により、多賀城キャンパス内の野球場・サッカー・ラグビーグラウンドのWi-Fiエリア化を実現でき、上記の課題が解決できました。特に、5G対応スマートフォンをご利用でない方も、校内屋外Wi-Fiを通じて、ドコモ5Gネットワークの高速・高品質・大容量のデータ通信が可能となったことの効果は大きいと考えております。尚、本仕組みを利用し学校内の屋外Wi-Fiエリアを構築するのは東北初の事例となります。
 上記課題解決に加え、保健体育科においてICT端末を活用した屋外での探究授業の発展および課外活動(部活動含む)の活動内容の高度ICT化における基盤が整備できたことから、今後も仙台育英が目指す「距離的・時間的・空間的制約をなくすことができるICT環境」をドコモと引き続き協力して構築してまいります。

3.導入開始時期

2021年10月1日(金曜)

4.内容

屋外5Gエリアを活用し、多賀城キャンパス内に3台の5Gゲートウェイ端末を設置。また、各5Gゲートウェイ端末に屋外対応Wi-Fi装置を2台(Core/Slave)×3セットを接続することにより、多賀城キャンパス内の野球場・サッカー・ラグビーグラウンドのWi-Fiエリア化を実現しました。
 設置イメージは、<別紙1>をご参照下さい

5.各者役割

仙台育英:本通信環境を用いた各種ICTツール・サービス等を授業・部活動で利用
     有効性の評価

 ドコモ:5Gサービスの提供
     5G回線を活用したWi-Fiエリア構築の導入サポート
     屋外耐候型5G通信装置のドコモ認証試験及び技術支援

6.今後の取り組み

仙台育英:5Gを活用したソリューションの授業、部活動等での活用・展開
     本導入の有効性評価の後に他キャンパスでも展開予定

 ドコモ:5Gエリア化を活用した新たなソリューションの協創・展開
     いつでも・どこでも繋がる学び、教育現場でのあんしん・安全なICT活用のサポート
     ドコモのICT技術やサービスを教育現場でご活用頂き、より新しい生活、社会の創生


<別紙1:設置イメージ>
設置イメージ

このページのトップへ