地域からのお知らせ(東海)
愛知県日間賀島における「自動運転社会実装実証事業-住宅団地・郊外モデル」の実証実験実施について
<2020年1月10日>
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、愛知県日間賀島において、自動運転社会実装実証事業-住宅団地・郊外モデルの実証実験を行います。
2019年6月10日(月曜)に当社が発表いたしましたように、当社は「愛知県自動運転社会実装実証事業」に参画していますが、その「住宅団地・郊外モデル」として、愛知県日間賀島において、「離島における観光型MaaS(※1)による移動」を実証テーマに、自動運転の実証実験を行います。
今後もドコモは、お客さまに対しさまざまな課題解決をご提案することで、よりご満足いただけるよう取組んでまいります。
愛知県自動運転社会実装実証事業の実験内容
(1)実施日程(※5)
2020年1月25日(土曜)、26日(日曜)、27日(月曜)
日程 | 時間 | 走行ルート※ | 試乗者 |
---|---|---|---|
1月25日(土曜) | 午後0時30分~午後1時10分 | A | 大村愛知県知事 |
午後1時30分~午後2時 | B | 報道機関優先 | |
午後2時~午後4時30分 | B | 日間賀島住民、一般観光客、 あいち自動運転推進コンソーシアム会員(※2) |
|
1月26日(日曜) | 午前11時~午後0時30分 | B | |
午後1時30分~午後4時30分 | B | ||
1月27日(月曜) | 午前11時~午後2時 | B |
- ルートの内容は、ルート等詳細をご覧ください。
(2)事業実施体制
株式会社NTTドコモを核とする共同体で事業実施【7社・1大学】
株式会社NTTドコモ、アイサンテクノロジー株式会社、名古屋鉄道株式会社、日本信号株式会社、国立大学法人名古屋大学、
株式会社ティアフォー※、岡谷鋼機株式会社※、損害保険ジャパン日本興亜株式会社※
- アイサンテクノロジー株式会社の外注先として参画
(協力)南知多町、日間賀島漁業協同組合、日間賀島地区区長会、(一社)日間賀島観光協会、名鉄バス株式会社、名鉄海上観光船株式会社、株式会社メイテツコム、名鉄 EI エンジニア株式会社、埼玉工業大学
(3)ルート等詳細(※5)
高速船の発着点の一つである日間賀島西港を起点とした外周道路で実施
【1月25日(土曜)】
項目 | ルートA | |
---|---|---|
運行時間帯 | 午後0時30分~午後1時10分 | |
経 路 |
出発点 | 日間賀島西港【以降「西港」と表記】 |
終着点 | 日間賀島東港【以降「東港】と表記】 (東港に到着後西港に戻る) |
|
距離 | 約1.36km | |
使用車両 | リエッセⅡ (市販の日野リエッセⅡに自動運転システムを搭載) 車両の詳細は、車両概要を御覧ください。 |
|
特徴 |
・運転席において乗務員が監視 ・遠隔監視1:1 |
|
試乗者等 |
大村愛知県知事
|
【1月25日(土曜)、26日(日曜)、27日(月曜)】
項目 | ルートB | |
---|---|---|
運行時間帯 |
【1/25】午後1時30分~午後4時30分 【1/26】午前11時~午後0時30分、午後1時30分~午後4時30分 【1/27】午前11時~午後2時 |
|
経 路 |
出発点 | 西港 |
経由 | 下海、東港、恋人ブランコ、日間賀島資料館 (上記ポイントには仮設バス停を設置) |
|
終着点 | 西港 | |
距離 | 3.62km | |
試乗者 | 日間賀島住民、一般観光客、あいち自動運転推進コンソーシアム会員等 |
- 遠隔監視席は、西港の船待合施設「ひまポ」に設置します。
ルート地図
(4)実証実験のハイライト(見所)(※5)
○名古屋鉄道が発売する旅行商品と連動した交通手段、観光情報の提供
旅行商品購入者にお渡しするQRコードを通じて、旅客は名古屋から日間賀島までの鉄道・船舶の乗継情報、日間賀島内を走る自動運転バスの運行時間を記した専用Webページを起動します。当該Webページには、シェアサイクルの利用方法や観光情報も提供されており、同島への観光客が必要情報を一元的に把握することができます。
○顔認証技術(※3)を活用した乗車確認
自動運転バスの入口に設置した顔認証システムを活用し、将来的な顔認証を用いた乗車料金の決済を想定した運用を行います。これにより、さらなる自動運転車両を活用したサービスの利便性向上につなげて参ります。
(今回はあくまでシミュレーションであり、実際の料金収受は行いません。)
○名鉄バスの乗務員による運行
自動運転バスの運行は、自動運転の講習を受けた名鉄バスの乗務員(路線バス等の運行を担う大型自動車第二種免許の保有者)が担うことで、将来の無人自動運転へとつながる知見を得ることを目的に実証実験を行います。
○島内にシェアサイクル(共用の自転車)を配備
東港バス停付近に島内移動用のシェアサイクル3台を配備することにより、観光客や住民の最終目的地までの移動を継ぎ目無く支援します。また、シェアサイクルにはGPS機能(※4)を備え、利用者の島内での移動ルート等の分析に活用する予定です。
○高精度衛星測位のための独自電子基準点や路側インフラカメラの設置
高精度位置測位技術における位置補正情報を参照するドコモ独自固定局を設置します。また、自動運転バスの走行ルート上に路側インフラカメラを複数設置します。これらにより、遠隔監視卓において自動運転バスなどの位置や走行ルートの交通状況を高精度かつリアルタイムに把握することが可能となり、自動運転バスのあんしん安全かつ効率的な運行を支援します。
(5)車両概要
車両は、埼玉工業大学が保有するものを活用する。
車両名 | リエッセⅡ |
---|---|
仕様 |
|
特徴 |
|
- MaaS:
"Mobility as a Service"の略で「サービスとしての移動」。複数の交通手段を継ぎ目なく提供する移動サービスを指す。 - あいち自動運転推進コンソーシアム会員:
自動運転システムに関係する企業、大学、学識経験者や、同システムの導入を目指す愛知県内の市町村等約100機関により構成。 - 顔認証技術:
顔の特徴を数値に置き換えることにより、事前に登録された顔と、新たに撮影された顔が同一かどうかを判断する技術。決済手段との連携による利便性向上が期待される技術。 - GPS機能:
人工衛星による現在位置を測定するシステム。 - 天候や進行の都合により、実施時間、実施回数、実施ルート、実施内容が予告なく変更になる場合があります。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。