地域からのお知らせ(東海)

名古屋市営地下鉄の防災訓練にて、多言語翻訳アプリによる情報伝達実証実験を実施
~「はなして翻訳」アプリを利用して、多言語での車内・駅構内放送等を行い、訪日/在留外国人のお客さまへの防災時における情報伝達力を強化~
<2020年8月25日>

株式会社NTTドコモ東海支社(以下、ドコモ)は、名古屋市交通局と2020年8月31日(月曜)の名古屋市営地下鉄の防災訓練において、ドコモの翻訳ソリューション「はなして翻訳」を用いて、災害時における訪日/在留外国人へのスムーズな情報伝達実現のための実証実験を行います。

名古屋市は、在留外国人約8万人(2019年度)、訪日外国人約165万人(2019年度)のグローバルな都市で、近年の全国各所における災害の増加に加え、国際的なスポーツイベント等でも多くの訪日外国人の到来が予想されます。
そのため、名古屋市営地下鉄では言語の壁のない防災システムの構築に取組んでおり、今回の防災訓練における実証実験では、ドコモの「はなして翻訳」の1機能「多言語アナウンス機能」を利用した多言語放送の、防災システムの多言語化施策としての有用性を実験します。なお、「多言語アナウンス機能」の電車内での活用は全国で初めてとなります。
今回の防災訓練における実証実験を踏まえ、ドコモは、名古屋市内での生活におけるあんしん・安全に貢献してまいります。

今後も、ドコモは、みなさまに新たな楽しみや価値を感じていただけるよう、取組んでまいります。

防災訓練概要

日付

8月31日(月曜)午前10時30分~午前11時

実施場所

主要4路線の車内アナウンス(東山線、名城線、鶴舞線、桜通線の各指定列車)
3駅構内(名古屋駅、栄駅、金山駅)

実施内容

主要4路線の車内アナウンス、3駅構内放送にて、「はなして翻訳」の1機能「多言語アナウンス機能」を利用し、英語、中国語、韓国語を用いた、災害発生を想定したフレーズでの多言語放送を実施

放送内容

① 10時から訓練開始まで(駅・列車共通)

「本日、交通局では防災訓練を実施いたします。
午前10時30分頃から地震発生に係る訓練のために、すべての列車を約1分間停止させますので、ご理解とご協力をお願いいたします。」

② 想定:緊急地震速報受診時(駅)

「訓練、訓練。只今、緊急地震速報を受信しました。
係員の指示に従い落ち着いて行動してください。
なお、エレベーター・エスカレーターは使用しないでください。」

③ 想定:地震発生時(駅)

「訓練、訓練。只今、地震が発生しました。
できる限りその場にとどまり、カバンなどで頭部を守り、低い姿勢で揺れがおさまるまでご自身の安全確保に努めてください。」

はなして翻訳とは

主な機能

多言語での車両内・駅構内一斉放送

車両・駅構内の放送設備との接続、もしくはマイクでの集音により、事前に登録した文章をアプリ上で選択することで、多言語放送が可能となる機能です。
この機能を活用することで、自然災害等が発生した際の「避難指示放送」や列車に遅れや運休が発生した際の「運行情報や振替輸送のご案内」といった専門性の高い内容など、多くのお客さまに多言語での情報伝達が可能になります。

  • 今回の防災訓練では、この機能を利用し車両内・駅構内に放送を実施いたします。
はなして翻訳アプリ

同時翻訳を活用した対面会話

対面している外国人のお客さまに、スマートフォン等に向かって話していただくことで、外国語⇔日本語の音声翻訳をする機能です。この機能を活用することで、柔軟なご案内が可能になります。

定型翻訳文を活用したご案内

定型的な説明内容を事前に登録することが可能で、登録した文章はワンタッチで翻訳が可能になります。この機能を活用することで、正確かつ迅速な防災放送が実施可能になります。

対応言語

12か国語(英語[米国・英国・豪州]、中国語[北京・台湾・広東]、韓国語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ロシア語、ベトナム語)となります。

サービス詳細

「はなして翻訳」サイト
別ウインドウが開きますhttps://honyaku.idc.nttdocomo.co.jp/

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