第三章:母の誕生日を邪魔するもの

あんしんナンバーチェックは、
迷惑電話と思われる着信を事前に警告します。

父の不在する中、母の誕生日を祝うルイーズ。エクスネリアの忠告もあって、今年は誰も招待せずにいた。

ルイーズ

お母様、おめでとうございます。
せっかくのお誕生日ですけれど、やっぱりどなたもお呼びしないことに決めましたわ。

ええ、気にしないで。

ルイーズ

先日も怖いことが続けて起きたばかりですもの。お母様の身に何かあってはいけませんし。

ルイーズ、ありがとう。ああ、私の優しい愛娘。その気持ちが何よりもうれしいわ。

ルイーズ

それに、お父様もやっぱりお忙しいみたい。帰国が間に合わないかもしれないって、昨日のお電話でしたわ。

そう、それは残念ね。せっかくあなたの作ってくれたこのおいしそうなお料理を、お父様もきっと喜ばれるでしょうに。

イラスト:帰国が間に合うかわからず、カレンダーの前でため息をつく、ルイーズの父と残念がるルイーズとその母イラスト:帰国が間に合うかわからず、カレンダーの前でため息をつく、ルイーズの父と残念がるルイーズとその母

するとその時、ルイーズの携帯電話に電話が鳴った。

ルイーズ

あら、誰かしら。

お父様じゃなくて?

ルイーズ

いいえ、そうじゃないわ。見覚えのない電話番号……。
お母様、少し失礼しますわね。

  • この物語はフィクションであり、実在の人物・団体とは一切関係ありません。
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