以下に示すように<OBJECT>タグを用いてiモーションファイルを配信することにより、コンテンツに再生制限をかけることが可能となります。1つのコンテンツファイルに対し回数、期限、期間のいずれかの再生制限を指定することが可能です。

再生回数制限

端末内にダウンロードされたコンテンツの再生回数を設定することができます。“count”パラメータによって指定された回数だけ再生が可能となります。コンテンツの再生完了時に1回がカウントされます。

注意コンテンツの再生完了とはコンテンツデータの終点まで再生したことを指し、ユーザの停止操作などは含まれません。また、端末のキャッシュメモリ上に展開されているコンテンツを何度再生しても再生回数はカウントされません。

  • “count”パラメータが15回を超えて指定された場合、コンテンツのダウンロードは中断されます。
  • “count”パラメータが0回に指定されている場合は保存不可のコンテンツとして扱われ、端末のキャッシュメモリ上にある限り再生は可能ですが、端末内に保存することはできません。

再生回数制限の要素と属性

要素 属性 属性値 備考
OBJECT data コンテンツファイルのURI
type video/3gpp
audio/3gpp
MP4コンテンツであることを示す識別子
id注意1 任意の識別子 OBJECTを特定するための識別子
declare  
PARAM name count 固定
value 再生回数 再生回数を整数にて指定
上限値は15回
valuetype data 固定
A href 参照するOBJECT ID OBJECTのIDを指定

注意1 id属性の値は半角英字で始まり、半角英数字、”-”(ハイフン)、”_”(アンダースコア)、”:”(コロン)、”.”(ピリオド)で構成されている必要があります。

【記述例】3回まで再生とする場合

<OBJECT declare id="fomacm.declaration" data="fomacm.3gp" type="video/3gpp">
<PARAM name="count" value="3" valuetype="data">
</OBJECT>
<A href="#fomacm.declaration">FOMAコマーシャル</A>

再生期限制限

端末内にダウンロードされたコンテンツの再生期限を設定することができます注意1。“period”パラメータによって指定された期日まで再生が可能となります。なお、“period”パラメータはGMTで宣言されているものとして扱われます注意2
端末は、再生期限制限が付与されたコンテンツをダウンロードする際に、コンテンツ取得先サーバより返されるHTTPのDateヘッダ情報より取得した時刻注意3をコンテンツ取得時刻の基準として、端末時計の時刻との差分を計算します。コンテンツ取得後に端末時計の時刻が変更された場合は、更に変更前後の時刻差分を算出し、元の差分情報に反映させます。端末は、端末時計と差分情報を加算した時刻と“period”で指定された期日を比較することにより再生の可否を判断します。

  • 注意1 端末時計の精度により月に数分程度の誤差が生じる場合があります。
  • 注意2 JST(日本標準時)はGMT(グリニッジ標準時)に対し9時間先行していることを考慮することが必要です。
  • 注意3 Dateヘッダが存在しない場合は端末時計の時刻をコンテンツ取得時刻の基準とします。
    • ダウンロード中既に再生期限を超過していると判断されたコンテンツはダウンロードが中断されます。
    • ダウンロード完了時点で再生期限を超過したコンテンツを端末内に保存することはできません。
    • 再生途中で再生期限を超過した場合は再生完了後に再生不可となります。

再生期限制限の要素と属性

要素 属性 属性値 備考
OBJECT data コンテンツファイルのURI
type video/3gpp
audio/3gpp
MP4コンテンツであることを示す識別子
id注意1 任意の識別子 オブジェクトを特定するための識別子
declare オブジェクト宣言であることを示す識別子
PARAM name period 固定
value 再生期限日時 再生期限日時を“yyyy/mm/dd/hh/mm”の形式にて記述
valuetype data 固定
A href 参照するOBJECT ID OBJECTのIDを指定

注意1 id属性の値は半角英字で始まり、半角英数字、”-”(ハイフン)、”_”(アンダースコア)、”:”(コロン)、”.”(ピリオド)で構成されている必要があります。

【記述例】日本時間で2002年12月25日0時0分まで再生可能とする場合

<OBJECT declare id="fomacm.declaration" data="fomacm.3gp" type="video/3gpp">
<PARAM name="period" value="2002/12/24/15/00" valuetype="data">
</OBJECT>
<A href="#fomacm.declaration">FOMAコマーシャル</A>

再生期間制限

端末内にダウンロードされたコンテンツの再生期間を設定することができます注意1。“start”パラメータで指定された再生開始日時から“span”で指定された日数の間コンテンツを再生することが可能になります。“start”パラメータ値が空欄、或いは宣言されていない場合については、該当コンテンツをダウンロードした時刻を再生開始日とします。なお、“start”パラメータはGMTで宣言されているものとして扱われます注意2
端末は、再生期間制限が付与されたコンテンツをダウンロードする際に、コンテンツ取得先サーバより返されるHTTPのDateヘッダ情報より取得した時刻注意3を現在時刻の基準として、端末時計の時刻との差分を計算します。コンテンツ取得後に端末時計の時刻が変更された場合は、更に変更前後の時刻差分を算出し、元の差分情報に反映させます。端末は、端末時計と差分情報を加算した時刻が“start”パラメータで指定された日時から“start”パラメータに“span”パラメータを加算した日時の間にあるかどうかを判定しコンテンツの再生可否を判断します。

  • 注意1 端末時計の精度により月に数分程度の誤差が生じる場合があります。
  • 注意2 JST(日本標準時)はGMT(グリニッジ標準時)に対し9時間先行していることを考慮することが必要です。
  • 注意3 Dateヘッダが存在しない場合は端末時計の時刻をコンテンツ取得時刻の基準とします。
    • “span”パラメータが0日、あるいは999日を越えて指定されている場合、コンテンツのダウンロードは中断されます。
    • ダウンロード中既に再生期間を超過していると判断されたコンテンツはダウンロードが中断されます。

再生期間制限の要素と属性

要素 属性 属性値 備考
OBJECT data コンテンツファイルのURI
type video/3gpp
audio/3gpp
MP4コンテンツであることを示す識別子
id注意1 任意の識別子 オブジェクトを特定するための識別子
declare オブジェクト宣言であることを示す識別子
PARAM name span 固定
value 再生可能日数 再生開始日から再生を可能とする日数を整数にて指定
1日単位で宣言し、上限値は999日
valuetype data 固定
PARAM name start 固定
value 再生開始日 再生開始日を“yyyy/mm/dd/hh/mm”の形式にて記述
valuetype data 固定
A href 参照するOBJECT ID OBJECTのIDを指定

注意1 id属性の値は半角英字で始まり、半角英数字、”-”(ハイフン)、”_”(アンダースコア)、”:”(コロン)、”.”(ピリオド)で構成されている必要があります。

【記述例】日本時間で2002年12月1日0時0分から2003年1月1日0時0分まで再生可能とする場合

<OBJECT declare id="fomacm.declaration" data="fomacm.3gp" type="video/3gpp">
<PARAM name="span" value="31" valuetype="data">
<ARAM name="start" value="2002/11/30/15/00" valuetype="data">
</OBJECT>
<A href="#fomacm.declaration">FOMAコマーシャル</A>

再生制限設定時のエラーメッセージ

再生制限を設定した際のコンテンツ取得時や再生時の端末エラーメッセージを以下に示します。

再生制限設定時のエラーメッセージ

分類 イベント エラーメッセージ 動作など
データ取得時 再生回数が設定可能最大値を超えて指定されていた 再生制限データに誤りがあるため、取得できません データ取得キャンセル
再生期間の期日が0日と指定されていた データ取得キャンセル
再生期間の期日が設定可能最大値を超えて指定されていた データ取得キャンセル
その他のパラメータ書式不正 データ取得キャンセル
端末時計時刻未設定 このデータを取得するためには時刻設定注意1をしてください データ取得キャンセル
データ受信中 既に再生期限、或いは期間が切れている 再生制限データに誤りがあるため、取得できません TCP/WCDMAの切断
受信データ保存時 再生可能な期日を過ぎていた場合 「保存」メニューの選択不可、もしくは「このデータは保存出来ません」 データ破棄後ブラウザ画面へ
再生回数が0回に設定されていた場合 ブラウザ画面へ
保存済みコンテンツを再度保存しようとした場合
データ再生時 再生可能回数とカウント数が等しくなった 再生可能回数が終了しました。削除しますか? Yes:削除
No :コンテンツ選択画面に戻る
再生開始日に達していない 再生可能日前です。
再生できません
コンテンツ選択画面に戻る
再生期限を超過した 再生可能期限が切れました。削除しますか? Yes:削除
No :コンテンツ選択画面に戻る
再生可能期間を超過した 再生可能期限が切れました。削除しますか? Yes:削除
No :コンテンツ選択画面に戻る
時刻差分情報不正注意2 このデータは再生できません。削除しますか? Yes:削除
No :コンテンツ選択画面に戻る
  • 注意1 エラーメッセージは機種ごとに異なります。
  • 注意2 端末時計時刻をリセットした場合などを示します。

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