親のための子どもスマホ'必修'講座 親のための子どもスマホ'必修'講座

COLUMN
2018.02.02
子どもを守るために、知っておきたい
スマホ利用時のトラブル例と対策
子どもを守るために、知っておきたいスマホ利用時のトラブル例と対策
子どもたちの間でも、インターネットやスマートフォンの利用が急速に広まっている現在、さまざまなトラブルに遭う危険性も同時に高まっています。今回は、お父さんやお母さんが知っておきたい、子どもとスマートフォンのトラブル例とその対策をご紹介します。
(トラブル例 その1)
いろいろなサイトを見ているうち怪しいサイトに。クリックしたら高額請求の表示が!

女子中学生のAさんは、スマートフォンでいろいろなサイトを見ているうちに怪しいサイトにたどり着きました。興味本位でクリックすると、有料会員登録のお知らせと、高額請求の表示が出てしまいました。

(対策)
こうした表示が出たら焦って連絡をしたりせず、まずは親に相談するよう子どもに伝えましょう。子どもがサイトを見ているうちに怪しいサイトにつながるケースはよくあります。こうしたトラブルを避けるためには、大人向けや危険なサイトをブロックする「フィルタリングサービス」の活用がオススメです。

(トラブル例 その2)
知り合いからのメールと思ってうっかり返信したら、トラブルに巻き込まれた!

ある日、男子中学生Bくんの携帯に「メアド変更しました。メールを見たら返事ちょうだいね♪」というメールが届きました。「ひょっとして同じ中学の人かな?」と気軽に返信したBくん。すると返ってきたのは、利用料未払いの内容が書かれた高額請求のメール。うっかり返信してしまったために、思わぬトラブルに巻き込まれてしまいました。

(対策)
知らないアドレスから連絡が来たときは、返信せずに無視をすることが鉄則です。こうしたトラブルを避けるためには、「迷惑メールブロック」の活用がオススメです。不要なメールをブロックしてくれるので、友だちや知り合いを装った怪しいメールから子どもを守ってくれて安心です。
また、高額請求のメールは詐欺サイトから届いているものなので、返信せずに放置しましょう。催促の電話がかかってきた場合も、着信拒否をして一切関わらないことが大切です。

(トラブル例 その3)
言葉遣いが原因で、思わぬトラブルに!

友だちとグループを作ってチャットを楽しんでいた女子中学生のCさん。ある日、友だちからのメッセージに返信したところ、相手はなぜか怒り出してしまいました。その後、Cさんには理由が分からないままグループから退会させられ、学校でも無視され続けてしまいました。

(事例のケース)
友だちA「明日、遊びにいこう♪」
Cさん「いいよ!◯◯駅に13時に集合しようか?」
友だちB「OK!」
Cさん「Bちゃんはなんでくるの?」
ここでCさんは、友達Bさんに待ち合わせ場所までの交通手段を聞いたつもりですが・・・
友だちBさんは「あれ、私は誘われてなかったの・・・?」と勘違い。

子どもを守るために、知っておきたいスマホ利用時のトラブル例と対策

(対策)
チャットのような短文でのやりとりは、テンポよく会話が進む反面、ちょっとした言葉遣いで相手の誤解を生むことも。また、顔が見えない分、言葉遣いが荒くなったり人を傷つけるような表現になってしまう場合もあります。チャットのやりとりが原因で、ケンカやいじめにつながるケースも少なくありません。子どもには日頃から、「話し言葉の感覚で送ると誤解を受ける場合があるため、言葉遣いは慎重に」と教えてあげましょう。

(トラブル例 その4)
暗記していたクレジットカード番号を入力して、大好きなスマホゲームで課金!

男子小学生のDくんは、お父さんが使っているクレジットカードの番号をいつの間にか暗記していました。そして、現在熱中しているスマホゲームでアイテムを購入するために、カード番号を入力して課金。両親は後日、数万円の請求が来て初めて知りました。

(対策)
子どもは親が思っている以上に暗記力があるので、油断は禁物です。クレジットカードなどは子どもの目の触れない場所に隠しておくと安心です。指紋認証の機能を活用すると、番号を見られる心配がありません。また、「ゲームをするときは親に許可をもらう」「ゲーム内で課金をしたいときは、必ず親に相談する」などのルールを作って遊ばせましょう。

(トラブル例 その5)
いたずら投稿が大問題に・・・?

男子中学生のEくんは、休日に友達数人とファーストフード店へ行きました。そこで友達と盛り上がり、事実とは違う「食事がまずい、冷めている、髪の毛が入っていた」と、SNSに投稿。ちょっとした悪ふざけのつもりが、お店から「営業妨害」として通報、事件へと発展してしまいました。

(対策)
軽い気持ちで上げた情報でも、ネットに1度上がってしまった情報は簡単に多くの人から見られてしまいます。ネットへ投稿する内容への責任感を持つことの大切さをしっかりと教えましょう。

便利なスマートフォンやインターネットも、使い方次第でトラブルを招くツールになってしまいます。子どもが遭いやすいトラブルを知っておくと同時に、子どもにも危険性をしっかり説明して、ルールを事前に話し合っておくと安心ですね。また、無料で開催しているスマートフォン・らくらくホンの「ドコモスマホ教室」では、子どもが安全にスマートフォンを使うための情報を教えてくれるので、気軽に親子で参加してみるのもオススメです。

ライター:たかはし さちこ(小学低学年の男の子のママ、今後、スマートフォンを持たせる世代の子どもを持つママライター)

本当に便利なスマートフォンやインターネットですが、使い方次第では依存しすぎてしまい日常生活に支障をきたしたり、トラブルを招いたり、犯罪に巻き込まれたりする可能性も潜んでいます。子どもをこのような危険から守る為には、親もスマートフォンやインターネットの特性や問題点、又その対策などを知っておく必要があるでしょう。

友達と会話をやり取りする場合、知らず知らずの間に誤解を招く言葉や、人を傷つける言葉を使い、友人とのトラブルに発展することもあります。一旦こじれ始めると、他の友達同士のやり取りも気になり、スマートフォンから離れられないという状況になったり、グループから退会させられるなどいじめなどに繋がる場合もあるでしょう。
チャットでは、言葉の抑揚やトーン、こちらの顔の表情なども分かりません。ただ短い言葉だけが伝わりますので、自分が意図している意味と異なった解釈をされることがあるということも、子どもに話しておきましょう。それと同時に、どのような言葉を使うと良いかもあわせて一緒に考えてあげるといいですね。
自分の発信する言葉には十分気をつけ、責任を持つことをしっかり教えておきましょう。

子どものスマートフォントラブルは、ちょっとした親の配慮や教えで防げることも多々あります。安心して子どもにスマートフォンを使わせることができるよう、これらのことをしっかりと理解しておくといいですね。

田宮由美さん
田宮由美
子ども能力開花くらぶ 代表
小学校教諭・幼稚園教諭・保育士
日本交流分析協会 子育ち支援士

公立幼稚園・小学校での勤務を経て、現在に至る。幼児教室での指導や、小児病棟慰問、子どもの声を聴く公的ボランテイアにも携わり、多方面から多くの親子に関わる。実生活に落とし込んだ、親の心に寄り添う記事に定評があり、現在は執筆を中心に、講演、テレビコメントなど幅広く活動中である。
著書:『子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方』(KADOKAWA)

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