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COLUMN
2018.03.02
学校でのスマホルールってどうなってるの?
学校でのスマホルールってどうなってるの?

「スマートフォンは手放せない。ないと困る!」という中高生は多いと思いますが、授業中など学校ではどうしているのでしょうか? 今回は、学校でのスマホの取り扱い方について、ご紹介します。

一般的なスマホルールで大事なことの1つが、“モラルを守る”ことと言えるでしょう。電車内での通話はもちろん、病院での使用が制限されているのは、大人だけでなく、多くの子どもも知っていることでしょう。いくらスマホが便利だからといって、いつでもどこでも使っていいわけではありませんよね。

では、学校ではどうでしょうか。授業中にSNSでつぶやいたり、オンラインゲームで遊ぶことがダメということは、常識的に考えても分かることかと思います。
ではここで、実際に学校でのスマホルールにはどのようなものがあるのか、アンケート結果をみてみましょう。

授業中・校内での使用禁止などスマホは使えない学校が多い
あなたの学校のスマホルールで該当するものを教えてください あなたの学校のスマホルールで該当するものを教えてください

1204名の12歳〜18歳の学生に、「あなたの学校のスマホルールで、該当するものを教えてください」と聞いてみました(複数選択可)。当然だと思いますが、「授業中の使用禁止」が61.0%で第1位です。6割超の学校では、授業中にスマホが使えないルールとなっているようです。辞書の代わりだったり、調べものをするためには便利なのですが、スマホの使用を許可してしまうと、勉強せずにスマホで遊んでしまう子が出てくるからでしょう。

第2位が「校内での使用禁止」48.6%、第3位が「持ち込み禁止」36.0%となっています。学校では使えない、そもそも持ってきてはいけない、という学校が多いようです。通学時間の長い子が多い私立などでは、「通学中の安全確認のためにスマホを持たせたい」という家庭の事情を配慮した上で、朝、授業の前に回収するところもあるようです。

一方、高校になると授業でスマホを使う学校も少なくないようです。例えば、宿題をスマホで出し、生徒達が帰りの電車の中で宿題を済ませることができるというように、スマホを活用した教育方法を採用している学校もあるのだとか。今では、スマホを上手に有効活用している学校も増えてきているようですね。

その他は、トラブルを回避するためのルールが
「その他」を選択した人にお聞きします。具体的にどのようなスマホに関するルールがありますか? 「その他」を選択した人にお聞きします。具体的にどのようなスマホに関するルールがありますか?

その他、「SNS禁止」「投稿内容の制限」など、SNSでの投稿からトラブルが発生しないようにするためのルールもあるようです。特に、スポーツ強豪校だったりすると、チーム事情などの情報漏洩を防止する観点から、部員のSNS投稿を禁止することもあるとか・・・。

具体的なトラブル事例としては、自分の写真をSNSにアップすることで個人情報が特定されてしまうケースもあると聞きます。友人の陰口をSNSに投稿し、それがいじめへと発展してしまうケースも耳にしたことがあります。他にも、最近では、匿名で不特定多数の人に対して質問ができる「質問箱」といったサービスが流行っており匿名であることから適切でない発言や過度な暴言が投稿されている場面もあり、お子さんにとって悪影響を与えてしまう可能性もあります。便利な反面、様々な落とし穴があることからも、スマホルールやマナーは十分に意識したいものです。その観点からも、家族でのルールづくりはもちろんですが、学校でもしっかりルールが決まっていると親としても安心ですね。

こうした具体的なスマホルールについては、入学時に学校側から説明があるようです。入学する学校がどのようなスマホルールを設定しているのか、親としては入学前に知っておきたいところでしょう。先輩ママから様子を聞いたり、自分達でSNS等でコミュニティーを作って情報交換をしたり、積極的に取り組みたいですね。

ライター:BBイズコ(中1と小2の子どもを持つ、ママライター)
監修:田宮由美(子ども能力開花くらぶ代表/小学校教諭・幼稚園教諭・保育士オールアバウト子育てガイド/日本交流分析協会 子育ち支援士)

スマホルール、理想は自分で判断し、適切使用の出来る子

学校でのスマホ―フォン取り扱い方は、各学校の方針によって、「学校への持ち込み全面禁止」「学校内での使用禁止」「授業中での使用禁止」などさまざまで、教師、保護者を含め、関心の高い問題になっています。
安全確認や情報収集などに有効活用できる利便性を理解しながらも、トラブルや犯罪の原因にもなりかねないスマートフォンの使用について、多くの学校が試行錯誤しながら、そのルールを決めているのが現状と言ってよいでしょう。

確かに、入学前にスマートフォンに関する規則については、親として知っておきたいところですが、どのような規則であっても、「わが子は適切な使用の仕方をする」と、子どもを信じることも大切なのではないでしょうか。

授業中、無駄にスマートフォンを触っていれば、その間、授業はおろそかになっているのですから、後に困るのは自分自身です。

ネガティブな言葉を言うより、ポジティブな夢を語らせましょう

「授業中にスマートフォンでゲームをすることは禁止!」と言うより、授業の大切さ、重要さを伝える方が良いのではないでしょうか。「禁止」「ダメ」「破ると罰則」という、ネガティブな言葉を子どもに言うより、一生懸命勉強した先には、将来希望する道に進めることや、好きな職業に就く夢に繋がることを話してあげましょう。
「将来、何になりたい?」「卒業したら、どのような道に進みたい?」など、夢を語らせ、それには、今の勉強がとても大切であることに気づかせてあげましょう。

学校でのスマートフォンの取り扱い方ですが、生徒の自主自立を重んじる校風の学校では、全くスマートフォンについての規則を設けていない学校もあります。
一見、自由であるように感じますが、その裏には、自分への厳しい責任もついて回ります。

規則を破った時、ペナルティーを受けるのが嫌だからルールを守る、というのではなく、自分で判断し、適切なスマホ使用をする子どもに育てたいものですね。

田宮由美さん
田宮由美
子ども能力開花くらぶ 代表
小学校教諭・幼稚園教諭・保育士
日本交流分析協会 子育ち支援士

公立幼稚園・小学校での勤務を経て、現在に至る。幼児教室での指導や、小児病棟慰問、子どもの声を聴く公的ボランテイアにも携わり、多方面から多くの親子に関わる。実生活に落とし込んだ、親の心に寄り添う記事に定評があり、現在は執筆を中心に、講演、テレビコメントなど幅広く活動中である。
著書:『子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方』(KADOKAWA)

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