親のための子どもスマホ'必修'講座 親のための子どもスマホ'必修'講座

RESEARCH
2018.03.02
使いこなせたら子どもから尊敬される!?
中高生に人気のアプリはこれ!
使いこなせたら子どもから尊敬される!? 中高生に人気のアプリはこれ!

スマートフォンの醍醐味は、アプリにあり! アプリについては、子どもたちの方がよく知っていて使いこなしているのではないでしょうか。全国12歳~18歳の学生1,000人以上に聞いたアプリに関するアンケート結果をもとに、今、彼らに人気のアプリはどんなものなのか、ご紹介しましょう。

よりパーソナルツールと化した「Instagram(インスタグラム)」

圧倒的な人気を誇るソーシャルネットワークサービス(SNS)のインスタグラム。「インスタ映え」という言葉が2017年の流行語大賞に選ばれるほど、今や若者たちにとって生活に欠かせないアプリとなりました。

インスタグラムは、2016年にライブ機能(ストーリー)がついて以来、より人気が高まっています。なぜなら、ストーリー機能でアップした動画や写真は、投稿後24時間で消えるため、手の込んだ映像ではなく、より今の瞬間を捉えた「情報」的な動画や写真を掲載することに適してきているからです。

「待ち合わせの場所を伝えるため」にインスタグラムを使うという人が登場しているほどです。確かに、動画や写真で自分の居場所を伝えられることは便利ですが、セキュリティ次第では安全を脅かすことになる可能性があります。そのため、インスタグラムの使い方について、大人はしっかり見守る必要がありそうです。

褒め合うことでやる気になる「Studyplus」を使いこなす

勉強系のアプリを利用している中高生のうち、1/4以上が利用しているアプリがこの「Studyplus」です。

このアプリの特徴は、自分の勉強時間や勉強量を広く友人やコミュニティー内の仲間に向けて公開することで、周りに「褒めてもらう」(正確にはいいね!をもらう)ことに喜びを感じ、やる気を引き出したり、逆にライバル心をあおるといった、勉強への「モチベーション」を引き出すアプリです。

実際にStudyplusを大学受験の勉強に生かした大学生のブログによれば、Studyplusの本領を発揮するのは「学習時間」ではなく、「学習量」で記録するときだと言います。単純な時間ではなく何をどれくらい進めたのかといった勉強の「質」を上げるためのツールとして利用できるからです。
http://hananona.hatenadiary.jp/entry/2016/04/18/235559

また社会人でStudyplusを使って学習している人は、このアプリを使うと、計画的な勉強をしている人の「模倣」が簡単に可能だと言います。ベンチマークしている、同じ目的で勉強をしていて、かつ計画的に勉強している人の記録を追いかけることで、自分も計画的に勉強をすることができるようになるというのです。
https://ameblo.jp/kenjikm/theme-10095630665.html

これからは、大人も「生涯学習」に取り組む時代に。子どもとともに、アプリを利用して勉強する時間を捻出し、自分磨きをする良いきっかけが作れるかもしれません。

こうした子どもたちに人気のアプリを、私たち大人は端から見ているだけではなく、とにかく使ってみることをオススメします。それにより、アプリの便利さや危うさを知ることができるからです。さらに、子どもとの会話のネタや話題作りにも役に立ちそうですね。

ライター:Yukie Liao Teramachi(8歳と3歳の子どもを持ち、上の子にはガラケーとiPad を持たせているママライター)
監修:田宮由美(子ども能力開花くらぶ代表/小学校教諭・幼稚園教諭・保育士オールアバウト子育てガイド/日本交流分析協会 子育ち支援士)

より楽しく、より熱中するように進化していくスマホゲーム

スマートフォンの普及により、手軽に動画の視聴やゲームを楽しむことができるようになりました。それと同時に、より楽しめるように、より熱中するように工夫が凝らされ、どんどん進化する様子も見られます。
特に、武器や防具を手にして敵とバトルしていく、というようなストーリー性のあるものは没頭しやすく、子どもの間では人気があるでしょう。そのような中、社会経験の未熟な子どもたちは、ややもすれば現実とバーチャルの違いが、理解し難い状況に陥ることもあるようです。
バーチャルの世界で、簡単に人や生き物の命が奪われ、リセットすれば簡単に生き返る、そういうことを身近にしている子どもたちは死への理解が浅く、時折り世間を賑わす事件となることもありました。
かといって、子ども達の間で人気のスマホゲームをわが子にだけ禁止するのは、かえってよくないでしょう。
では、いったいどのように子どもに関わっていけばよいのでしょうか。

スマホが便利なツールか、危険なツールかは、日常の経験や親の関わり方が決める

それは日常の生活の中で、親が「命の尊さ」を伝えていくことです。例えばペットや小動物を大切に育てたり、お年寄りが困っていたら手を貸す姿を見せることで、思いやりの心を育んだり、命の大切さを感じ取らせたりしましょう。

また、「あなたの命はあなたひとりだけのものじゃあないこと」、「多くの人の命を受け継ぎ生まれてきたこと」などを話してあげましょう。

子どもは成長していく過程で、さまざまな経験をしていきます。時代の進化と共に新しく便利なツールができれば、それを使いこなせるようにしなければなりません。便利なツールとして活用していくか、危険なツールになるかは、日常のさまざまな経験や親の関わり方次第と言えるでしょう。

田宮由美さん
田宮由美
子ども能力開花くらぶ 代表
小学校教諭・幼稚園教諭・保育士
日本交流分析協会 子育ち支援士

公立幼稚園・小学校での勤務を経て、現在に至る。幼児教室での指導や、小児病棟慰問、子どもの声を聴く公的ボランテイアにも携わり、多方面から多くの親子に関わる。実生活に落とし込んだ、親の心に寄り添う記事に定評があり、現在は執筆を中心に、講演、テレビコメントなど幅広く活動中である。
著書:『子どもの能力を決める0歳から9歳までの育て方』(KADOKAWA)

  • 実際、勉強に使っている?使ってない?子どもたちに聞いた、スマホと勉強の実情
  • 何が不安?スマホを持たせるとき、親はやっぱり不安だらけ
  • 子どもに勉強させるには?子どもに使わせたい隠れたアプリ紹介
  • (後編)子どもにスマホを持たせるの……アリ? ナシ?
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