インドTata Teleservices Limitedの株式に係るオプション行使の決議について
<2014年4月25日>
株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、本日2014年4月25日(金曜)開催の取締役会において、ドコモの持分法適用関連会社であるインドの通信事業者のTata Teleservices Limited(以下TTSL)が、2014年3月期の会計年度において所定の業績指標を達成できなかった場合、当社が保有する全てのTTSL株式(1,248,974,378株、発行済み株式の約26.5%に相当)を売却するためのオプションを行使することを決議いたしました。
ドコモは、2009年3月の出資時にTTSL及びタタ・グループの持株会社であるTata Sons Limited(以下タタ・サンズ)の三者で締結した株主間協定において、TTSLが2014年3月期の会計年度において所定の業績指標を達成できなかった場合、ドコモが保有するTTSL株式を、取得価格の50%(総額約725億ルピー、約1,254億円1 )か公正価値のいずれか高い価格で売却できる買い手の仲介をタタ・サンズに要求する権利(オプション)を得ることになっております。
同権利を得た場合、ドコモは2014年6月に同権利を行使し、その後、株主間協定に従ってTTSL株式を売却する予定ですが、タタ・サンズの対応状況により、上記条件での取引が実現しない可能性があります。
なお、本件に伴う2014年度の当社業績への影響は、現時点では売却価格等が不確定であるため未定です。今後のTTSL株式売却の状況や当社業績への影響については、確定した際に改めてお知らせさせていただく予定です。
別紙 TTSL及びタタ・サンズの概要
1. TTSL
会社名 | Tata Teleservices Limited (タタ・テレサービシズ リミテッド) |
所在地 | インド ムンバイ市 |
代表者の役職・氏名 | サイラス・ミストリー(会長) スリナス・ナラシマン(社長) |
事業内容 | インド国内広域における通信事業 |
当社出資概要 |
|
2. タタ・サンズ
会社名 | Tata Sons Limited (タタ・サンズ リミテッド) |
所在地 | インド ムンバイ市 |
代表者の役職・氏名 | サイラス・ミストリー(会長) |
事業内容 | 1868年に貿易会社として設立された、インド最大財閥のひとつ。IT・通信分野を担当するTTSL、Tata Teleservices (Maharashtra) Limited (TTML)の株式を保有。 |
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。