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様々なセンサネットワークと携帯電話機の通信を可能にする基盤ミドルウェアの試作版を開発

<2006年10月13日>

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ
ヒューレット・パッカード カンパニー

NTTドコモ(以下ドコモ)およびヒューレット・パッカード カンパニー(本社:米国カリフォルニア州パロアルト市、以下HP)の2社は、携帯電話機とセンサの連携などに関する共同研究を進めてまいりましたが、この度、店舗や家庭などに設置されたセンサで構成される様々な通信方式のネットワーク(以下センサネットワーク注意1)と、携帯電話機との通信を可能にするセンサネットワーク基盤ミドルウェアの試作版を開発しました。

本ミドルウェアは、センサネットワークに採用される様々な通信方式に対応するインターフェースと、携帯電話機とセンサとのデータのやり取りを可能にする機能を備えています。本ミドルウェアを利用したソフトウェアをセンサネットワークや携帯電話機に搭載することで、携帯電話機から様々な通信方式のセンサネットワークに直接アクセスして情報を取得したり、センサネットワーク内の機器を制御したりすることが可能になります。また、どの通信方式のセンサネットワークでも動作するアプリケーションや機器の開発が可能になり、将来は、携帯電話機と防犯機器や家電製品、ICタグリーダなどの機器がシームレスに接続され、様々なサービスが開発されることが期待されます。

ドコモでは今後、PUCC注意2などにおける提案技術の標準化を視野に入れ、ドコモおよびHPの2社で、本ミドルウェアに関するさらなる技術検証や実証実験を行っていきます。

  • 注意1 センサネットワーク:
    物体の動きや温度の変化などを感知する機能を持ったセンサが、相互に通信を行うことで形成されるネットワーク。「店舗やトラックにセンサを設置して、荷物の追跡管理や商品の在庫管理を行う」などの利用例が想定される。現在、Bluetooth、IEEE1349、ZigBeeなど、複数の通信方式が併存している。
  • 注意2 PUCC(Peer to Peer Universal Computing Consortium):
    ピアツーピアネットワークシステムや関連装置の開発、製造などに従事する法人会員からなる標準化団体。製品の互換性確保などの課題に対処することを目的として、2004年12月1日に設立された。会員数は、2006年10月13日現在で22法人(13企業、8大学、1団体)。

[参考]センサネットワーク基盤ミドルウェアについて

センサネットワーク基盤ミドルウェアの2つの特長

イメージ図

センサネットワーク基盤ミドルウェアの普及により実現できるアプリケーション(例)

イメージ図

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。なお最新のお問い合わせ先は、お問い合わせをご覧ください。

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