地域からのお知らせ(北海道)

北海道教育委員会と株式会社NTTドコモとのICTを活用した教育の推進に関する連携協定を締結
~道立高校における1人1台端末を用いた授業等の実証事業を開始~

2020年8月21日
北海道教育委員会
株式会社NTTドコモ北海道支社

北海道教育委員会(以下、道教委)と株式会社NTTドコモ北海道支社(以下、ドコモ)は、北海道内の高等学校における教育活動の充実をめざし、「ICTを活用した教育の推進に関する連携協定」を2020年8月21日(金曜)に締結しました。
北海道札幌北高等学校をモデル校に指定し、2020年9月1日(火曜)より実証事業を開始します。

連携協定式連携協定式

1.連携協定の目的

道教委とドコモが連携・協力し、情報通信技術等(ICT)を最大限に活用しながら、これまでの教育実践の蓄積とICTのベストミックスを通じて、主体的・対話的で深い学びの実現を図るほか、授業と家庭学習を連動させた新しい学習スタイルの推進や、災害などの非常時においても学びを継続できる教育環境の構築をめざし、北海道における教育活動の充実を図る。

2.連携協定の名称

「ICTを活用した教育の推進に関する連携協定」

3.連携協定締結日

2020年8月21日(金曜)

4.連携協定に基づく協力事項

(1)ICTの環境整備
(2)ICTを活用した授業や家庭学習の支援
(3)上記のほか連携協定の目的を達成するために必要な事項

5.連携協定に基づき実施する事業

別紙参照

6.各連携主体の役割

各連携主体の役割
道教委 ・学校などの研究フィールドの提供
・ICTを効果的に活用した実践事例等の情報収集および提供
・事業成果等の北海道内への普及並びに各学校における取組みの促進
・各関係機関との連絡・調整
ドコモ ・LTE回線、端末などの提供
・クラウドサービスの利用方法の提案、効果の検証
・先進事例の共有
・ICTの活用に向けた各種施策の企画、実施


<別紙>実証事業の概要

1.事業の名称

「学びの質を高めるICT活用パートナーシップ事業」

2.事業の概要

北海道札幌北高等学校をモデル校として指定し、ICTを活用した授業等の実践を通じて、学びの質の向上を図ります。
本事業の実施に当たっては、LTE回線を利用できるセルラーモデルの「ChromebookTM」をモデル校で使用し、教室内など場所を限定しない多様な利用環境の創出を通じて効果的な活用事例を収集し、その効果を広く北海道内の学校に普及していく予定です。

3.モデル校

北海道札幌北高等学校

4.実施期間

2020年9月1日(火曜)~2021年3月31日(水曜)

5.使用端末

Chromebook(セルラーモデル) 80台

6.事業の主な内容

(1)学習支援
  1. 教科「情報」における1人1台端末を用いた授業の実践
  2. 各教科におけるクラウドサービス(G Suite for EducationTM)等を活用した探究的な学習や協働学
    習の研究
  3. 授業と家庭学習を連動させた新しい学習スタイルの研究
(2)通信状態や通信環境に応じた端末の活用方法の研究
  1. 道立学校教育情報通信ネットワーク(スクールネット)に接続したWi-FiとLTE回線の併用による
    安定した通信状況の把握と検証
  2. Wi-Fi環境下にない場合のLTE回線によるタブレット端末の効果的な活用方法の研究
(3)実証事業の成果の分析と普及
  1. 1人1台端末を用いた授業方法等の北海道教育委員会ウェブページへの掲載
  2. 実証事業の成果報告書の作成および情報発信
  3. 各種研修会等への情報提供および道立学校や市町村教育委員会の取組みへの支援


実証事業イメージ(図)実証事業イメージ(図)



*「Chromebook」「G Suite for Education」はGoogle LLC の商標です。

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