地域からのお知らせ(東海)

愛知県国際展示場開業イベント「AICHI IMPACT!2019」における次世代通信技術を想定したブース展示と「自動運転社会実装実証事業ショーケースモデル」の実証実験について
<2019年8月19日>

株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、愛知県国際展示場(Aichi Sky Expo)オープニングイベント「AICHI IMPACT!2019」に協賛し、次世代通信技術を想定したブース展示を行います。合わせて同エリアにおいて、愛知県の2019年度「自動運転社会実装実証事業」のショーケースモデル実証実験を行います。

AICHI IMPACT協賛ブースにおいては、次世代通信5Gを想定したエンタメ系ソリューションを中心に展示します。

  • 複数のカメラで撮影した映像を1画面で表示するアプリ
  • ARスマートグラスを活用した遠隔での作業支援体験
  • 離れた場所を結んで合奏する音楽ライブ
  • ゲームストリーミングサービス「Hatch」
  • サービスロボットのデモンストレーション
  • 自動走行するマルチメディア型カート(体験乗車可) など

また、6月10日(月曜)に当社より発表いたしましたように、当社は「愛知県自動運転社会実装実証事業」に参画していますが、そのショーケースモデル実証実験として、愛知県国際展示場開業に合わせ8月30日(金曜)のオープニングイベントと連携した実証実験を行い、9月2日(月曜)~4日(水曜)までは将来の空港島における実装を想定したルートでの実証実験を行います。

今後もドコモは、お客さまに対しさまざまな課題解決をご提案することで、よりご満足いただけるよう取組んでまいります。

AICHI IMPACT!2019協賛について

日時 2019年8月30日(金曜)~9月1日(土曜)
場所 愛知県国際展示場 AICHI SKY EXPO
展示場所 展示内容(※1 パートナー企業・機関
ホールC(※1 複数のカメラで撮影した映像を1画面で表示するアプリ
ARスマートグラスを活用し遠隔で作業支援する「AceReal」 サン電子株式会社
離れた場所を結んで合奏する音楽ライブ「NETDUETTO」 ヤマハ株式会社
ゲームストリーミングサービス「Hatch」 Hatch Entertainment Ltd.
サービスロボットのデモンストレーション ENKAC株式会社
株式会社クロノステクノロジー
株式会社hands to hands
国立大学法人名古屋大学
OnClouds株式会社
新明工業株式会社
愛知県自動運転社会実装実証事業のご紹介
(8月30日の実験時には遠隔監視席も設置)
名古屋鉄道株式会社
日本信号株式会社
国立大学法人名古屋大学
アイサンテクノロジー株式会社 など
ドコモの災害対策車両
ホールD(※1 5Gを用いて走行するニューコンセプトカートとプロジェクションマッピングとのコラボレーション(体験試乗可)
(車両情報は車両概要に掲載)
ソニー株式会社
愛知工業大学 水野教授
  • 「AceReal」はサン電子株式会社の登録商標です。
  • 「NETDUETTO」は、ヤマハ株式会社の登録商標です。
  • AICHI IMPACT!2019については主催者WEBサイトをご確認ください。

愛知県自動運転社会実装実証事業の実験内容

(1)実施日程(※2

2019年8月30日(金曜)、および9月2日(月曜)から4日(水曜)まで

日程 時間 内容
8月30日(金曜) (ルートA)
午前9時55分~午前10時15分
(ルートB)
午後0時15分~午後1時
展示場開業式典出席者等による試乗
9月2日(月曜)~
9月4日(水曜)
(ルートC)
9月2日(月曜):午後1時30分~午後5時
9月3日(火曜):午前11時~午後4時30分
9月4日(水曜):午前11時~午後3時30分
空港島に立地する企業等によるモニター試乗

(2)事業実施体制

当社および下記【7社・1大学】との協業により実施
アイサンテクノロジー株式会社、名古屋鉄道株式会社、日本信号株式会社、国立大学法人名古屋大学、
株式会社ティアフォー、岡谷鋼機株式会社、損害保険ジャパン日本興亜株式会社
※の各社はアイサンテクノロジー株式会社の外注先

協力:常滑市、中部国際空港株式会社、愛知国際会議展示場株式会社、東横INN中部国際空港

(3)ルート等詳細

展示場周辺において、自動運転の社会実装を仮想定したルートを設定

【8月30日(金曜):Aichi Sky Expo 開業式典当日】(※23
  ルートA ルートB 展示場内デモ走行
運行時間帯(※2 午前9時55分~午前10時15分 午後0時15分~午後1時 午前9時~午前10時
正午~午後1時
午後4時~午後5時

出発点 展示場ホールB
搬入口付近
展示場メイン
エントランス
展示ホールD
入口付近
NTTドコモ
ブース
終着点 展示ホール
A1搬入口
第2駐車場
(距離) (約0.35km) レクサスRX(約1.3km)
マイリー(約0.3km)
使用車両 レクサスRX 1台 ・レクサスRX 1台
・マイリー 1台
ニューコンセプトカート
(SC-1)1台
特徴 ・レベル4
 (運転席無人・伴走車なし)
・遠隔型(1:1)(※1
【レクサスRX】
・レベル3
 (運転席有人)
・遠隔監視
【マイリー】
・レベル4
 (運転席有人)
・遠隔型(1:1)(※1
スマートフォンに乗るを
コンセプトに開発された
エンターテイメントカート
【9月2日(月曜)~4日(水曜)】(※23
  ルートC
運行時間帯 9月2日(月曜)午後1時30分~午後5時
9月3日(火曜)午前11時~午後4時30分
9月4日(水曜)午前11時~午後3時30分

出発点 「東横INN中部国際空港2」北側(国際展示場車経由)
終着点 国際展示場第2駐車場
(距離) (約1.7km)
使用車両 レクサスRX 1台
特徴 ・レベル3(運転席有人) ・遠隔監視
ルート地図

◇8月30日(金曜)

8月30日 ルート地図8月30日 ルート地図

◇9月2日(月曜)~4日(水曜)

9月2日~4日 ルート地図9月2日~4日 ルート地図

(4)実証実験のハイライト(見所)

【自動運転にかかわる技術的な観点】

○遠隔運転席において周辺の道路環境をリアルタイムに表示
携帯電話ネットワーク技術を活用した通信技術である、セルラーV2X技術を活用し、周囲の車両情報や信号情報などの交通環境をリアルタイムに遠隔運転席へ表示することにより、自動運転車両のあんしん・安全な運行を実現します。

○高精度(誤差数センチ)な衛星測位技術の活用
自車の車線位置までも正確に把握することが可能であり、自動運転車の運行に将来大きく寄与する可能性を持っています。

(5)車両概要

以下の3車両を使用します。

車両名 レクサスRX Milee<マイリー> ニューコンセプト
カート(SC-1)
レクサスRX
Milee
ニューコンセプトカート
仕様
  • トヨタ自動車株式会社の一般乗用車をベースに遠隔型自動運転等が可能となるよう構築
  • ヤマハ発動機株式会社のゴルフカートをベースに株式会社ティアフォー等が製作
  • 最大時速19㎞
  • 最大乗車人員4名
  • ソニー株式会社が開発中であるマルチメディア対応型自動運転ビークル
  • 乗車人員2~3名
特徴
  • ハイクラスなベース車両を活用し、快適性の高い車内空間や走行環境を実現
  • 客席のみで、運転席や操舵装置はない
  • 基幹交通網から最終目的地までの区間を担うための車両
  • 運転操舵装置、フロントガラスがない
  • カメラやLiDARなど多数のセンサーを装備

用語説明・補足

遠隔型自動運転 遠隔運転手が、情報通信技術を使用し車両を監視・制御する技術。
1人の運転手が1台を監視・操作するものを1:1と捉える。
近未来技術等社会実装事業 内閣府が、地方自治体を対象に、AIや自動運転、ロボット、ドローンなどの近未来技術等を活用した地方創生に関する事業を募集し、優れた取組について関係省庁が総合的に支援する事業。
2018年8月に、本県提案を含め全国で14事業が採択。
セルラーV2X 携帯電話ネットワーク技術を活用した車とあらゆるもの(Vehicle-to-Everything)との通信技術。
高精度衛星測位技術 国土地理院により全国に設置された電子基準点とドコモ独自固定局がGNSS(Global Navigation Satellite Systemの略で、GPS、GLONASS、Galileo、準天頂衛星(QZSS)などの衛星測位システムの総称)から観測したデータを位置補正情報配信サーバに集めて加工した位置補正情報を、携帯電話ネットワークを通じて高精度位置情報を必要とする移動局に配信することで、誤差数センチメートルの高精度測位を可能する技術。
2019年10月にドコモより提供開始予定。

  1. 都合により展示内容が変更になる場合があります。
  2. 天候や進行の都合により実施時間、実施回数、実施内容が変更になる場合があります。
  3. レクサスRX、Milee(マイリー)は一般の方には試乗いただけません。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このページのトップへ