報道発表資料
(お知らせ)ドコモ、APIのオープン化をセキュアに実現
-NTTドコモ・ベンチャーズを通じ出資した、株式会社Authleteと協創-
<2018年2月15日>
株式会社NTTドコモ
株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)は、ドコモが培ってきたサービスや、デバイスプロバイダー向けのAPIをオープン化する際のセキュリティ対策として、株式会社Authlete(オ—スリート)(以下、Authlete社)が提供するWebベースのAPIアクセス認可エンジン※1を採用しました。ドコモの100%子会社である株式会社NTTドコモ・ベンチャーズを通じて、Authlete社に、2017年11月30日(木曜)に出資しております。
APIのオープン化が進むと自社サービスのみならず他社サービスの活用も可能となり、これらAPI利用の広がり、いわゆる「APIエコノミー」においては、APIを守る堅固なセキュリティ対策が不可欠です。
Authlete社は、APIアクセス認可を行っている、OpenID Foundation※2の標準仕様である「OAuth2.0※3」や「OpenID Connect※4」に準拠し、認可プロセスの実装に必要な機能をWeb APIベースで提供するサービス「AuthleteTM」を展開しています。
今後ドコモは、Authlete社のサービスを、APIビジネスやIoTビジネスの分野へ水平展開し、beyond宣言におけるライフスタイル革新をセキュアに推進するとともに、パートナーのビジネス拡大に貢献してまいります。
- 他APIからのアクセスを認可、または不認可する仕組みです。
- OpenID FoundationとはOpenIDの標準化団体であり、そのOpenIDの標準仕様を策定し、普及促進を図っております。
- IETF(Internet Engineering Task Force)がRFC(IETFが策定・発行している仕様文書)として規定しております。Webサービスの連携時、データやサービスに対する第三者からのアクセスを、ユーザの同意に基づき認可するための仕様です。第三者サービスがユーザのIDやパスワードを保有することなく、アクセスが可能となります。
- Webサイトやモバイルアプリを利用する際に、ID情報を流通させるためのOpenID Foundationが定める標準仕様です。
参考 各社概要
Authlete | |
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会社名 | 株式会社Authlete |
代表者 | 代表取締役社長 川崎 貴彦 |
所在地 | 東京都千代田区大手町一丁目6−1 Finolab |
資本金 | 非公開 |
設立年月日 | 2015年9月18日 |
従業員 | 非公開 |
主な事業内容 | ソフトウェアの企画、開発、販売、運用保守、コンサルティング、情報提供、教育、上記に付帯する一切の業務 |
NTTドコモ | |
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会社名 | 株式会社NTTドコモ |
代表者 | 代表取締役社長 吉澤 和弘 |
所在地 | 東京都千代田区永田町2-11-1 山王パークタワー |
資本金 | 9,496億7,950万円(2017年3月31日時点) |
営業開始日 | 1992年7月1日 |
従業員 | 単独7,609名、連結26,734名(2017年3月31日現在) |
主な事業内容 |
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NTTドコモ・ベンチャーズ | |
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会社名 | 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ |
代表者 | 代表取締役社長 中山 俊樹 |
所在地 | 東京都港区赤坂一丁目12番32号 アーク森ビル31階 |
資本金 | 5,000万円(2017年3月31日時点) |
営業開始日 | 2008年2月20日 |
従業員 | 20名(2017年3月31日現在) |
主な事業内容 |
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- 「Authlete」は株式会社Authleteの商標です。
報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。