報道発表資料

(お知らせ)農業IoT事業拡大に向けたベジタリアとの資本業務提携について
<2016年6月29日>

株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、農業IoT事業を展開するベジタリア株式会社(以下ベジタリア)より、第三者割当増資による株式の引き受けを決定し、本日払い込みが完了いたしました。併せて両者の事業拡大のため資本業務提携契約を締結いたしました。

ドコモとベジタリアは、2015年5月より農業国家戦略特区(革新的農業実践特区)である新潟市において、稲作農業生産者に水田センサおよび同センサと連動したクラウド型水田管理システムを導入した実証、および全国36都道府県の農業普及組織と連携した実証を通じて商用化に向けた検証を行い、2016年4月に水稲向け水管理支援システム「PaddyWatch」(パディウォッチ)の全国における販売を開始する等の取リ組みを行ってまいりました。

本資本業務提携を通じて、ベジタリアが保有する農業IoT・AI・ビッグデータの活用の分野や植物科学・植物医科学の分野における実績・知見・人的ネットワークと、ドコモが保有するモバイル通信・端末、販売ネットワークおよびIoTに関連する通信技術を相互に活用することにより、今後両者で新しいサービスの創出と普及促進を行ってまいります。

また、今後はこれまでの稲作に加え、新たに露地・ハウス栽培、果樹に関する農業IoT事業へと拡大してまいります。さらにIoTセンサなどから取得した各種ビッグデータや人工知能技術を活用し、気象情報や害虫発生等の情報と合わせて解析することで、収穫物の品質や量、病気などを予測するサービスの開発や提供を行うことにより、農業分野における日々の農作業の軽減と安定した収穫の実現をめざして取り組んでまいります。

ドコモは、パートナーとともに新たな価値を協創する取り組みとして、「+d」を推進してまいります。また、本農業IoT事業の取り組みを通じて日本の農業の発展に貢献してまいります。

別紙 資本業務提携の概要

1. 目的

ベジタリアへの資本業務提携を通じて、新規農業IoT事業を共同で企画・検討し、農業分野における事業を推進・強化する

2. 出資日

2016年6月29日(水曜)

3. 出資方法

第三者割当増資による普通株式引受

4. ベジタリア概要

ベジタリア概要
会社名 ベジタリア株式会社
代表者 代表取締役社長 小池 聡
所在地 東京都渋谷区桜丘26-1セルリアンタワー15F
設立 2010年10月22日
資本金 457,230,000円(2016年3月末)
従業員数 単体20名/グループ71名(2016年3月末)
主な事業内容 IoT/M2Mセンサ事業、クラウド・データ解析事業
アプリケーション開発事業、植物科学応用事業
農業生産事業、オーガニック野菜流通小売事業

  • 「PaddyWatch」は、ベジタリアの商標です。

報道発表資料に記載された情報は、発表日現在のものです。仕様、サービス内容、お問い合わせ先などの内容は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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