• 2020.2.28
  • ドコモの最前線

「DOCOMO Open House 2020」レポート①

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ようこそ、5Gリアルワールドへ

2020年1月23・24日、東京ビックサイトにて「DOCOMO Open House2020」が開催されました。
2019年9月20日にプレサービスを開始した5Gは、今春ついに商用サービスがはじまります。ドコモは、幅広いパートナー企業のみなさまと協創しながら、さまざまな取組みを行っています。毎年恒例となった本イベントでは、5GやAI、IoTの最新技術を紹介しています。
これらの最新技術を、株主さまにいち早くご体験いただくために、22 日(水)のメディア向け内覧会にご招待し、見学ツアーを開催しました。
今回のテーマは「ようこそ、5Gリアルワールドへ。そしてその先へ。」。5GにAI、IoTなどのさまざまな最新技術を活用したサービス・ソリューションの数々を、株主のみなさまに見て・体感していただきました。その一部をご紹介します。

東京ビックサイト(青梅展示棟)のA・Bホールにて開催。AIやIoT、グローバル、5Gなどテーマごとにエリアを分けて、約200件の展示がありました

ドローンの飛行準備から解析までワンストップで提供するプラットフォーム「docomo sky」。ドローンで基地局を点検、撮影した膨大な画像はクラウドに格納し、AIで解析して結果を通知。稼働削減と効率化を実現できます

docomo×コマツによる、5Gを用いた建機の遠隔制御のデモ。高速・低遅延な5G無線技術によって、建設や鉱山機械の遠隔制御が可能。人手不足解消、作業の効率化が図れます

未来の日常を体感「DOCOMO 202X CONCEPT」

私たちの未来では、どんな日常が繰り広げられるのでしょうか?
最新技術を活用する日常の暮らしを体感できるのが「DOCOMO 202X CONCEPT」です。
家、モビリティー、カフェ、図書館、アリーナなど、ゾーン全体が、202×年の1日を体験できるコーナーになっています。その中で、みなさまには「HOME」を体験していただきました。
朝目覚めたら、体温や血圧、ストレス係数などの数値を確認。AIが体の状態を把握して、リアルタイムに数値を表示します。その日の気分や状態に合わせて、空調や音楽、壁紙まで自動に調整。都会に住みながら、地方にある畑の様子を遠隔で確認・作業が行えます。身支度をしていると、趣味やスケジュールを管理しているAIが、今日のお出かけ先やお店をレコメンドしてくれます。

…といった家でのシーンから、モビリティー、カフェ、そしてアリーナや図書館へと、未来の日常体験は続きます。

朝寝室で目覚めると、室内は空調や音楽、壁紙などが自動で調整され、その時々で心地よい空間がつくられます

パウダールームでの身支度の最中に、AIからのメッセージやレコメンドをチェック。体調やスケジュールの管理もAIにおまかせ

AVATOURによるグアムバーチャルライブ散歩

CAFÉエリアには、未来の旅行代理店を模したスペースが展開されていました。
お客さまが椅子に座ると、渡されるのはパンフレットではなくヘッドマウントディスプレイ。グアム旅行を検討しているという設定で、デバイスを装着すると画面いっぱいにグアムのビーチ映像が広がります。

デバイスを付けた途端、まるで自分がタモンビーチにいるような感覚に(大画面の映像はヘッドマウントディスプレイのものと一緒)

現地には、360度撮影が可能な小型カメラを持った現地係員がスタンバイし、5Gで中継。リアルタイムでナビゲートしてくれます。5Gの高速大容量・低遅延の伝送技術により、2,500キロ離れたグアムのタモンビーチをまるで自分自身が歩いている感覚に。また、同時に視聴している人がアバターとして映像の中に現れ、会話することもできます。遠く離れた場所にいる家族や友達と、一緒にバーチャル散歩することも可能なのです。臨場感あふれるライブ映像によって、美しい大自然、そして周囲を行きかう人々の様子などもリアルに感じられます。このプランニングツールを使えば「こんなはずじゃなかった!」と旅行先選びを失敗することはないでしょう。体験された株主さまは「本当にリアルで、きれいな映像だった」と驚かれていました。

それぞれの場所で提供される未来のサービスを体感し、その魅力と可能性をリアルにイメージできるコンセプトブースでした。

微妙な力加減を5Gでロボットに伝える

今やヒューマノイドロボットはすっかりおなじみの存在となりましたが、現在ではさらに進化を遂げ、技術力の高い作業をこなせるロボットが誕生しています。今回、会場内で実演をされていた展示の中で、ロボットが物を持ったり触ったりする際に受けた「硬い・柔らかい・重い」といったの力触覚の情報を、オペレーター側にフィードバックするものがありました。

粘土を触っているロボット(上のディスプレイにはロボットから見た風景)。粘土を触った感覚がオペレーターにフィードバックされます

左にいるのがオペレーター。ロボットが受けた力触覚が伝送され、コントローラーのハンドルで感知します

将来的には、力触覚の情報を5Gによる無線通信を介して遠隔地にいるオペレーターに伝送することで、精密な組み立て作業や柔らかいものを扱う作業や、微妙な力加減が求められる高度な作業、たとえば陶芸や手術といったものまで実現できるかもしれません。

いかがでしたか? 今回は、「DOCOMO Open House2020」株主さまイベントの前半部分をご紹介しました。内覧会とはいえ、AIやIoT、5Gに関する最先端の技術が、ビジネスやエンターテインメントに応用される様子を多くのご来訪者に興味を持っていいただき、会場全体がものすごい熱気に包まれていました。株主のみなさまには、その雰囲気とともに新しい技術を楽しんでご体験いただけました。

次回は「DOCOMO Open House2020」株主さまイベントの後半部分をご紹介します。お楽しみに!

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