FOMAコアネットワークパケット処理ノードxGSNの開発〜3.xGSNシステムの構造評価

3.2 ソフトウェア構成, 特長

図3にOS、ミドルウェア(拡張OS)、アプリケーションから成る、xGSNのソフトウェア構造を示す。

図3 ソフトウェア構造

OSにはCG-Linux(Carrier Grade Linux)を採用している。CG-Linux とは、各種有名メーカが参加する業界団体OSDL(Open Source Development Lab)において通信事業用として、従来の交換機並みの高性能、高信頼性を実現したLinuxOSである。本OSは、オープンソフトウェアであることから導入費用が低減できることに加え、従来のベンダ依存プラットフォーム採用システムのようなベンダロックインからの脱却をも可能とする。CG-Linuxにより、通信事業者向けの高信頼性を持つとともに、汎用品の採用による開発費削減と開発期間の短縮を実現することができた。ミドルウェア(拡張OS)はファイル更新や障害処理などの装置管理、系構成制御、汎用データベース処理などを担い、CG-Linuxとともに高信頼性と高保守性を実現している。また、アプリケーション(汎用機能部分)は汎用SGSN/GGSNの標準規格上のサービス機能をすべて具備している。

アプリケーションにおける独自カスタマイズ部分のみがドコモ独自のサービス機能を司っている。このカスタマイズによりドコモ独自のプロトコルであるネットワーク管理プロトコル(NWMP:NetWork Management Protocol)や、後述するネットワーク統合位置登録、i-mode、デュアルネットワークといったドコモ独自サービス、保守機能などを実現している。

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.12 No.3に、掲載されています。

このページのトップへ