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メディア系付加価値サービスを提供するメディア処理ノードの開発〜2.ネットワーク構成

MPNの導入当初は、3G回線交換ネットワークに接続し、MPN上で動作するサービスを提供している既存の各種メディア系装置からの置換えを行った(表1)。MPNは、既存メディア系装置と接続している他ノード間のインタフェースを極力変更せずに導入できるよう、既存インタフェースをサポートしている(図2)。

表1 MPN上で動作するサービス
メディア サービス名
音声 メロディコール
留守番電話サービス
モバイラーズチェック
衛星クレジット公衆
映像 映像留守番電話
映像ガイダンスサービス
テキスト ショートメッセージ
ショートメール

図2 MPNのコアネットワーク内の位置付け

しかしながら、今後導入が予定されているALL-IPネットワークには、既存インタフェースのままでは接続できないため、将来の拡張を見据え、ALL-IPネットワークにて利用されるSIP(Session Initiation Protocol)注意1やRTP(Realtime Transport Protocol)注意2を、内部制御用プロトコルとして採用している。

現時点では、将来拡張インタフェースと既存インタフェースとの間の差分を補完するよう、暫定的な変換処理を行うことで互換性を確保している。

  • 注意1 SIP:VoIPを用いたIP電話などで利用される、IETF(Internet Engineering Task Force)で策定された通話制御プロトコルの1つ。
  • 注意2 RTP:IETF で規格化された、音声や映像などをリアルタイムに配信するためのプロトコル。

本記事は、テクニカル・ジャーナルVol.17 No.1に、掲載されています。