CVCってなに? なぜドコモがCVCを?
CVCは、ドコモのような事業会社が事業上のシナジーをめざしベンチャー企業に投資・経営支援する取り組みです。
ドコモがCVCを展開するのは、ベンチャー企業の持つ斬新なアイデアやスピード感が、イノベーションを促進する有力な手段と考えるからです。特にドコモが拡大をめざすスマートライフ領域では、ベンチャー企業との協業が、新たな事業の種となる可能性は大きいのです。
出資比率は20%未満がルール
出資比率は基本的に20%未満がルール。2015年5月現在、教育、ヘルスケア、コマース、セキュリティなどの多岐にわたる分野で25社に出資。うち10社が海外ベンチャーです。携帯電話やスマートフォンに直結した企業だけでなく、NTTグループとして視野を広げて検討しています。
NTTグループ全体につなげられることが大きな強み
ドコモベンチャーズ はNTTグループを代表するCVCなので、ベンチャー企業をドコモだけでなくNTTグループ各社につなげることができます。これが単独企業によるCVCには無い大きな強みです。
長期的な視点でベンチャーとの信頼関係を構築
米国では、CVCにより外部のイノベーションを取り込んだ企業が成長を続けています。しかし日本では、CVCは始まったばかり。NTTドコモ・ベンチャーズ自体も設立まもないベンチャーです。ドコモでは、長期を見据えた継続的な支援によりベンチャーコミュニティとの信頼関係の構築、連携強化を図り、NTTグループとしての持続的成長に貢献したいと考えています。
あらゆる成長フェーズに対応した支援を用意
ベンチャー企業が直面する課題、必要とする支援は、成長フェーズ*2で異なります。NTTドコモ・ベンチャーズでは、ファンドを通じた投資だけでなく、起業前には共同事業開発プログラム、起業の初期段階では起業支援プログラムなど、ベンチャーのあらゆる成長フェーズに応じた適切な支援を行っています。
既存事業の破壊も覚悟
実際に優良な投資先が見つかっても、異なる文化やスピード感に大企業がついていけない、ということがあります。既存事業も破壊する覚悟で取り組み、日本のCVCとしてのロールモデルになるべく、NTTドコモ・ベンチャーズのチャレンジは続きます。
*2 成長フェーズ:
ベンチャー企業の成長・発展過程。プランニング(準備期)→シード/アーリー(創業期)→
ミドル(成長期)→レイター(成熟期)に区分される。
■KNIGHTSCOPE社が開発する監視用自律走行型マシン“K5”
詳細はこちら
http://knightscope.com/
■WHILL社が開発する機能性とデザイン性を高めた
次世代パーソナルモビリティ(電動車いす)
詳細はこちら
http://whill.us/
会社概要
会社名 株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
設立 2008年2月20日
資本金 5,000万円
株主構成 株式会社NTTドコモ 100%
ドコモ・ベンチャーズについて詳細は
同社のWEBサイトをご確認ください。
https://www.nttdocomo-v.com/
代表取締役社長
栄藤 稔
CEO message CEOメッセージ
当社はNTTグループとベンチャーコミュニティをつなぐ総合窓口として、ドコモをはじめNTTグループ各社が持つ資源を活用した支援を行い、新しい発想で事業を創出する起業家、革新的なサービス・技術を持つベンチャー企業との連携・協業による新たなビジネスの創造をめざしています。支援先とは、互いに対等なビジネスパートナーとして、切磋琢磨しながら共同で社会の常識を変える新たな価値の創造に向け取り組んでいます。
日本のみならずグローバルスケールで、ベンチャー企業との協業を積極的に進めてまいります。